「えっ」ロンが言った。「ハリーがそんなことするはずないよ――僕たち、君の母さんに会ってるし、好きだし……」
「それは、腐くされ新聞の『日刊予言者新聞』が僕について書くことを、あの人が一から十まで信じる前だ」ハリーが声を張り上げた。
「ああ」ロンのそばかすだらけの顔が、わかったという表情になった。「ああ……そうか」
「いいか」シェーマスがカンカンになって、ハリーを憎々にくにくしげに見た。「そいつの言うとおりだ。僕はもうそいつと同じ寝室にいたくない。そいつは狂ってる」
「シェーマス、そいつは言いすぎだぜ」ロンが言った。両耳が真まっ赤かになってきた――いつもの危険信号だ。
「言いすぎ 僕が」シェーマスはロンと反対に青くなりながら叫んだ。「こいつが『例のあの人』に関してつまらないことを並べ立ててるのを、君は信じてるってわけか ほんとのことを言ってると思うのか」
「ああ、そう思う」ロンが怒った。
「それじゃ、君も狂ってる」シェーマスが吐はき棄すてるように言った。
「そうかな さあ、君にとっては不幸なことだがね、おい、僕は監かん督とく生せいだ」ロンは胸をぐっと指差した。「だから、罰則ばっそくを食らいたくなかったら口を慎つつしめ」
一いっ瞬しゅん、シェーマスは、言いたいことを吐はき出せるなら、罰則だってお安い御用だという顔をした。しかし、軽蔑けいべつしたような音を出したきり、背を向けてベッドに飛び込み、周りのカーテンを思い切り引いた。乱暴らんぼうに引いたので、カーテンが破れ、埃ほこりっぽい塊かたまりになって床に落ちた。ロンはシェーマスを睨にらみつけ、それからディーンとネビルを見た。
“他对我妈妈说三道四!”西莫大喊。
“什么?”罗恩说,“哈利不会那样做的——我们见过你妈妈,都很喜欢她——”
“那是在她开始相信臭烘烘的《预言家日报》编派我的每一句话之前!”哈利直着嗓子吼道。
“噢,”罗恩说,布满雀斑的脸上显出恍然大悟的神情,“噢——是这样。”
“听我说,”西莫恶狠狠地白了哈利一眼,气极地说,“他说得对,我不想再跟他住在同一个宿舍了,他疯了。”
“那是违反纪律的,西莫。”罗恩说,他的耳朵开始红得发亮——一般来说,这是一个危险的信号。
“违反纪律,我?”西莫喊道,他和罗恩正好相反,脸色越来越白,“你相信他编造的关于神秘人的那些胡言乱语,你认为他说的是实话?”
“是的,没错!”罗恩气愤地说。
“那你也疯了。”西莫厌恶地说。
“是吗?可是对你来说很不幸啊,哥们儿,我同时还是个级长!”罗恩用一根手指戳着自己的胸脯说,“所以,除非你想关禁闭,不然说话还是放规矩点!”
有那么几秒钟,西莫似乎觉得只要能把脑子里的想法一股脑儿吐出来,即使关禁闭也是值得的,可接着他轻蔑地哼了一声,原地一个转身,用手支撑着跳到床上,非常粗暴地拉上幔帐,结果用劲太大,把幔帐从床上扯了下来,落在地板上,灰扑扑的一大堆。罗恩严厉地瞪着西莫,然后转眼看着迪安和纳威。