「どうぞ、序じょ章しょうを開いて、イマゴが夢の解かい釈しゃくについて書いていることをお読みあそばせ。それから二人ずつ組み、お互いの最近の夢について、『夢のお告げ』を使って解釈なさいまし。どうぞ」
この授業のいいことは、二時限続きではないことだ。全員が序章を読み終ったときには、夢の解釈をする時間が十分と残っていなかった。ハリーとロンのテーブルの隣となりでは、ディーンがネビルと組み、ネビルは早速さっそく、悪夢の長々しい説明を始めた。ばあちゃんの一いっ張ちょう羅らの帽子ぼうしを被かぶった巨大なハサミが登場する。ハリーとロンは顔を見合わせて塞ふさぎ込こんだ。
「僕、夢なんか憶おぼえてたことないよ」ロンが言った。「君が言えよ」
「一つぐらい憶えてるだろう」ハリーがイライラと言った。
自分の夢は絶対誰にも言うまい。いつも見る墓場の悪夢あくむの意味は、ハリーにはよくわかっている。ロンにもトレローニー先生にも、バカげた「夢のお告げ」にも教えてもらう必要はない。
「えーと、この間、クィディッチをしてる夢を見た」ロンが、思い出そうと顔をしかめながら言った。「それって、どういう意味だと思う」
「たぶん、巨大なマシュマロに食われるとかなんとかだろ」ハリーは「夢のお告げ」をつまらなそうにめくりながら答えた。「お告げ」の中から夢のかけらを探し出すのは、退屈たいくつな作業だった。トレローニー先生が、一ヵ月間夢日記をつけるという宿題を出したのも、ハリーの気持を落ち込ませた。
“请把书翻到导论,读一读英麦格关于解梦问题的说法。然后,分成两人一组,用《解梦指南》来解释对方最近做过的梦。开始吧。”
这门课倒是有一个好处,它不是连上两节。等全班同学读完那本书的导论时,就只有十分钟时间让他们解释梦境了。在与哈利和罗恩相邻的桌子上,迪安和纳威分在一组,纳威立刻就开始哆里哆嗦地解释一个噩梦,梦里有一把大剪刀嘎吱嘎吱地剪他奶奶最好的一顶帽子。哈利和罗恩只是愁眉苦脸地大眼瞪小眼。
“我做梦从来不记得。”罗恩说,“你说一个吧。”
“你总能想起一个的。”哈利不耐烦地说。他不想把自己的梦说给任何人听。他心里很清楚他三天两头梦见一片墓地意味着什么,他不需要罗恩、特里劳妮教授,或愚蠢的《解梦指南》来告诉他。
“好吧,那天夜里我梦见自己在打魁地奇球,”罗恩说,皱起眉头拼命回忆着,“你认为那意味着什么?”
“那大概意味着你要被一颗巨大的软糖吃掉。”哈利兴味索然地翻看着《解梦指南》说道。
在《指南》上查找一个个梦境真是一件枯燥乏味的事情,后来特里劳妮教授布置他们记录下一个月里每天做的梦作为家庭作业,哈利听了更是闷闷不乐。