「僕、シリウスに手紙を書いて、このことを教えるよ。シリウスがどう考えるか――」
「ハリー、そういうことは手紙に書いちゃダメ」ハーマイオニーが驚おどろいて言った。「憶おぼえていないの ムーディが、手紙に書くことに気をつけろって言ったでしょう。いまはもう、ふくろうが途と中ちゅうで捕つかまらないという保ほ証しょうはないのよ」
「わかった、わかった。じゃ、シリウスには教えないよ」
ハリーはイライラしながら立ち上がった。
「僕、寝る。ロンにそう言っといてくれる」
「あら、だめよ」ハーマイオニーがほっとしたように言った。「あなたが行くなら、私も行っても失礼にはならないってことだもの。私、もうくたくたなの。それに、明日あしたはもっと帽子ぼうしを作りたいし。ねえ、あなたも手伝わない おもしろいわよ。私、だんだん上手になってるの。いまは、模も様よう編あみもボンボンも、ほかにもいろいろできるわ」
ハリーは喜びに輝かがやいているハーマイオニーの顔を見つめた。そして、少しはその気になったかのような顔をしてみせようとした。
「あー……ううん。遠えん慮りょしとく」ハリーが言った。「えーと――明日はだめなんだ。僕、山ほど宿題やらなくちゃ……」
ちょっと残念そうな顔をしたハーマイオニーをあとに残し、ハリーはとぼとぼと男だん子し寮りょうの階段に向かった。
“我想,我还是写信把这件事告诉小天狼星吧,看看他怎么想——”
“哈利,你不能在信里谈这样的事情!”赫敏说,显得很惊慌,“你不记得啦,穆迪告诉我们写信时千万要小心!我们不能保证猫头鹰不再被人半路截走!”
“好吧,好吧,那我就不告诉他!”哈利烦躁地说。他站了起来。“我要去睡觉了。替我告诉罗恩一声。好吗?”
“哦,不行,”赫敏显出松了口气的样子,说道,“既然你要走,那就说明我也可以离开而不显得失礼了。我真是累坏了,明天我还想再织一些帽子。对了,如果你愿意,可以帮我一起织,很好玩的,现在我的技术越来越好了,还能织出图案、小毛球和各种各样的花样呢。”
哈利仔细望着她的脸,发现那上面闪烁着喜悦的光芒,他竭力显出对她提出的建议有点儿动心的样子。
“嗯——不,我恐怕不能,谢谢。”他说,“嗯——明天不行。我有一大堆家庭作业要做呢——”
他拖着疲惫的脚步走向男生宿舍的楼梯,赫敏被撇在那里,显得有点儿失望。