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第18章 ダンブルドア軍団(11)_ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:「ちょっと待って――ドビー、君に助けてもらいたいことがあるよ」ある考えが浮かび、ハリーはゆっくりと言った。ドビーは向き直
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「ちょっと待って――ドビー、君に助けてもらいたいことがあるよ」ある考えが浮かび、ハリーはゆっくりと言った。

ドビーは向き直って、にっこりした。

「なんでもおっしゃってください。ハリー・ポッターさま」

「場所を探しているんだ。二十八人が『闇やみの魔ま術じゅつに対する防ぼう衛えい術じゅつ』を練習できる場所で、先生方に見つからないところ。とくに」ハリーは本の上で固く拳こぶしを握にぎった。傷きず痕あとが蒼あお白じろく光った。「アンブリッジ先生には」

ドビーの顔から笑いが消えて、両耳がうなだれるだろうとハリーは思った。無理です、とか、どこか探してみるがあまり期待は持たないように、と言うだろうと思った。まさか、ドビーが両耳をうれしそうにパタパタさせ、ピョンと小躍こおどりするとは、まさか両手を打ち鳴らそうとは、思ってもみなかった。

「ドビーめは、ぴったりな場所を知っております。はい」ドビーはうれしそうに言った。「ドビーめはホグワーツに来たとき、ほかの屋敷やしきしもべ妖よう精せいが話しているのを聞きました。はい。仲なか間ま内うちでは『あったりなかったり部屋』とか、『必要の部屋』として知られております」

「どうして」ハリーは好こう奇き心しんに駆かられた。

「なぜなら、その部屋に入れるのは」ドビーは真剣しんけんな顔だ。「本当に必要なときだけなのです。ときにはありますが、ときにはない部屋でございます。それが現れるときには、いつでも求める人のほしいものが備そなわっています。ドビーめは、使ったことがございます」

しもべ妖精は声を落とし、悪いことをしたような顔をした。

「ウィンキーがとっても酔よったときに。ドビーはウィンキーを『必要の部屋』に隠しました。そうしたら、ドビーは、バタービールの酔い覚まし薬をそこで見つけました。それに、眠って酔いを覚ます間寝かせるのにちょうどよい、しもべ妖精サイズのベッドがあったのでございます……それに、フィルチさまは、お掃そう除じ用よう具ぐが足りなくなったとき、そこで見つけたのを、はい、ドビーは存ぞんじています。そして――」

「そして、ほんとにトイレが必要なときは」ハリーは急に、去年のクリスマス・パーティで、ダンブルドアが言ったことを思い出した。「その部屋はおまるで一いっ杯ぱいになる」

「ドビーめは、そうだと思います。はい」ドビーは一いっ所しょ懸けん命めい頷うなずいた。「驚おどろくような部屋でございます」

「そこを知っている人はどのぐらいいるのかな」ハリーは椅子に座り直した。

「ほとんどおりません。だいたいは、必要なときにたまたまその部屋に出くわします。はい。でも、二度と見つからないことが多いのです。なぜなら、その部屋がいつもそこにあって、お呼びがかかるのを待っているのを知らないからでございます」

「すごいな」ハリーは心臓がドキドキした。「ドビー、ぴったりだよ。部屋がどこにあるのか、いつ教えてくれる」

「いつでも。ハリー・ポッターさま」ハリーが夢中なので、ドビーはうれしくてたまらない様子だ。「よろしければ、いますぐにでも」

一いっ瞬しゅん、ハリーはドビーと一いっ緒しょに行きたいと思った。上の階から急いで「透とう明めいマント」を取ってこようと、椅子から半分腰を浮かした。そのとき、またしても、ちょうどハーマイオニーが囁ささやくような声が耳元で聞こえた。向こう見ず。考えてみれば、もう遅おそいし、ハリーは疲れ切っていた。

「ドビー、今夜はだめだ」ハリーは椅子に沈み込みながら、しぶしぶ言った。「これはとっても大切なことなんだ……しくじりたくない。ちゃんと計画する必要がある。ねえ、『必要ひつようの部へ屋や』の正確な場所と、どうやって入るのかだけ教えてくれないかな」


  “等一等——有一件事你可以帮我,多比。”哈利慢慢地说。
  小精灵喜笑颜开。
  “说吧,哈利·波特,先生!”
  “我需要一个地方,能让二十八个人练习黑魔法防御术而不被老师们发现,尤其是,”哈利攥紧课本,伤疤发出白色光泽,“乌姆里奇教授。”
  他以为小精灵的笑容会消失,耳朵会耷拉下来;他以为他会说这不可能,或者说他会努力,但希望不大。可他没想到,多比轻轻一跳,耳朵愉快地摆动起来,两手一拍。
  “多比知道一个绝妙的地方,先生!”他高兴地说,“多比来霍格沃茨时听其他小精灵提到过,我们叫它‘来去屋’或‘有求必应屋’!”
  “为什么?”哈利好奇地问。
  “因为这间屋子只有当一个人真正需要它时才能进去。”多比严肃地说,“它时有时无,但当它出现时,总是布置得符合求助者的需要。多比用过它,先生。”小精灵的声音低了下去,面有愧色,“闪闪醉得厉害时,多比就把她藏在有求必应屋里,他发现那儿有黄油啤酒的醒酒药,还有一个符合小精灵尺寸的床可以让她睡觉,先生——多比还知道费尔奇先生工具不够时在那儿找到过备用的清洁用具,先生,还有——”
  “还有,如果你需要一个卫生问,”哈利问,突然想起邓布利多在去年圣诞舞会上说过的话,“它会备有很多便壶吗?”(关于这个故事,详情请见《哈利·波特与火焰杯》第23章“圣诞舞会”)
  “多比认为会的,先生,”多比认真地点头道,“那是一间非常奇妙的屋子,先生。”
  “有多少人知道它?”哈利坐直了身体。
  “很少,先生。人们通常在需要时才会发现它,但以后就再也找不着它了,因为他们不知道它一直在那儿听候需要,先生。”
  “听起来很棒,”哈利说,心跳加快了,“听起来妙极了,多比。你什么时候能带我去看看?”
  “什么时候都行,哈利·波特,先生,”看到哈利热切的样子,多比显得很高兴,“如果您愿意,现在就可以去。”
  哈利很想马上就去,他都要站起来了,打算跑上楼去拿隐形衣,然而(不是第一次),一个很像赫敏的声音在他耳边说:鲁莽。时间毕竟太晚,他已精疲力竭,还有斯内普的论文要写。
  “今晚算了,多比,”哈利不情愿地说,又坐回到椅子上,“这件事很重要——我不想办砸,需要周密地计划——你能不能告诉我这个有求必应屋在哪儿,怎么进去?”
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