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第23章 隔離病棟のクリスマス(17)

时间: 2023-06-08    进入日语论坛
核心提示:ハリーはあたりを見回した。この病棟は、間違いなく入にゅう院いん患かん者じゃがずっと住む家だとはっきりわかるような印がいろ
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ハリーはあたりを見回した。この病棟は、間違いなく入にゅう院いん患かん者じゃがずっと住む家だとはっきりわかるような印がいろいろあった。ウィーズリーおじさんの病棟に比べると、ベッドの周りに個人の持ち物がたくさん置いてある。たとえば、ギルデロイのベッドの頭の上の壁かべは写真だらけで、その全部がにっこり白い歯を見せて、訪ほう問もん客きゃくに手を振っていた。ギルデロイは、写真の多くに、子供っぽいばらばらな文字で自分宛あてにサインしていた。癒者いしゃが肘ひじ掛かけ椅い子すに座らせたとたん、ギルデロイは新しい写真の山を引き寄せ、羽は根ねペンをつかんで夢中でサインを始めた。

「封筒に入れるといい」サインし終った写真を一枚ずつジニーの膝ひざに投げ入れながら、ギルデロイが言った。「私はまだ忘れられてはいないんですよ。まだまだ。いまでもファンレターがどっさり来る……グラディス・ガージョンなんか週一回くれる……どうしてなのか知りたいものだけど……」ギルデロイは言葉を切り、微かすかに不ふ思し議ぎそうな顔をしたが、またにっこりして、再びサインに熱中した。「きっと私がハンサムだからなんだろうね……」

反対側のベッドには、土つち気け色いろの肌はだをした悲しげな顔の魔法使いが、天井を見つめて横たわっていた。独ひとりで何やらブツブツ呟つぶやき、周りのことはまったく気づかない様子だ。二つ向こうのベッドには、頭全体に動物の毛が生はえた魔女がいる。ハリーは二年生のときハーマイオニーに同じようなことが起こったのを思い出した。ハーマイオニーの場合は、幸い、永久的なものではなかった。一番奥の二つのベッドには、周りに花柄はながらのカーテンが引かれ、中の患者かんじゃにも見み舞まい客にも、ある程度ていどプライバシーが保てるようになっていた。

「アグネス、あなたの分よ」癒者が明るく言いながら、毛むくじゃらの魔女に、クリスマス・プレゼントの小さな山を手渡した。「ほーらね、あなたのこと、忘れてないでしょ それに息子さんがふくろう便びんで、今夜お見舞いにくると言ってよこしましたよ。よかったわね」

アグネスは二声、三声、大きく吠ほえた。

「それから、ほうら、ブロデリック、鉢植はちうえ植しょく物ぶつが届とどきましたよ。それに素敵すてきなカレンダー。毎月違う種類の珍めずらしいヒッポグリフの写真が載のっているわ。これでパッと明るくなるわね」

癒者は独り言の魔法使いのところにいそいそと歩いて行き、ベッド脇わきの収しゅう納のう棚だなの上に、鉢植えを置いた。長い触しょく手しゅをゆらゆらさせた、なんだか醜みにくい植物だった。それから杖つえで壁かべにカレンダーを貼はった。

「それから――あら、ミセス・ロングボトム、もうお帰りですか」


  哈利打量着这间病房,它显然是病人长住的家。病床周围的私用物品比韦斯莱先生那边多得多。吉德罗的床头板上贴着他自己的照片,都在向新来者露齿微笑,挥手致意。许多照片上有他笔画幼稚的签名。他刚被治疗师按到椅子上,就拉过一沓照片,抓起羽毛笔,狂热地签起名来。
  “你可以把它们放在信封里,”他对金妮说,把签好的照片一张张扔到她膝上,“我没被遗忘,没有,我仍然收到许多崇拜者的来信——格拉迪丝古吉翁每周都写——我真搞不懂为什么——”他停了下来,似乎有点困惑,随即又露出笑容,起劲地签起名来,“我想只是因为我相貌英俊——”
  一个面色灰黄、愁眉苦脸的男巫躺在对面床上,盯着天花板自言自语,仿佛对周围事物不知不觉。隔了两张床是一个满脸长毛的女人,哈利想起二年级时赫敏也有过类似的经历,幸好她的损容不是永久性的。病房另一头的两张床有花帘子围着,给病人和探视者一些隐私。
  “你的,阿格尼丝,”治疗师愉快地跟脸上长毛的女人打招呼,递给她一小堆圣诞礼物,“看,没有被忘记吧?你儿子派了猫头鹰来说他晚上来看你,真不错,是不是?”
  阿格尼丝响亮地吠叫了几声。
  “布罗德里克,你看,有人送给你一盆植物,还有一个漂亮的日历,每个月是不同的鹰头马身有翼兽,会带给你好心情的,是不是?”治疗师快步走到自言自语的男子跟前,把一盆怪难看的植物放在他的床头柜上,又用魔杖把日历挂到墙上,那植物上的长触手摆来摆去。“还有——哦,隆巴顿夫人,您这就走吗?”
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