母親は、鼻歌を歌いながらよろよろとベッドに戻って行った。ネビルはみんなの顔を見回した。笑いたきゃ笑え、と挑いどむような表情だった。しかし、ハリーは、いままでの人生で、こんなにも笑いから程遠ほどとおいものを見たことがなかった。
「さて、もう失礼しましょう」
ミセス・ロングボトムは緑の長なが手て袋ぶくろを取り出し、ため息をついた。
「みなさんにお会いできてよかった。ネビル、その包み紙はクズ籠かごにお捨すて。あの子がこれまでにくれた分で、もうおまえの部屋の壁紙かべがみが貼はれるほどでしょう」
しかし、二人が立ち去るとき、ネビルが包み紙をポケットに滑すべり込こませたのを、ハリーはたしかに見た。
二人が出て行き、ドアが閉まった。
「知らなかったわ」ハーマイオニーが涙なみだを浮うかべて言った。
「僕もだ」ロンは嗄しわがれ声だった。
「私もよ」ジニーが囁ささやくように言った。
三人がハリーを見た。
「僕、知ってた」ハリーが暗い声で言った。「ダンブルドアが話してくれた。でも、誰にも言わないって、僕、約束したんだ……ベラトリックス・レストレンジがアズカバンに送られたのは、そのためだったんだ。ネビルの両親が正しょう気きを失うまで『磔はりつけの呪のろい』を使ったからだ」
「ベラトリックス・レストレンジがやったの」ハーマイオニーが恐ろしそうに言った。「クリーチャーが巣穴すあなに持っていた、あの写真の魔女」
長い沈ちん黙もくが続いた。ロックハートの怒った声が沈黙を破った。
「ほら、せっかく練習して続け字のサインが書けるようになったのに」
他母亲蹒跚地走了回去,一边哼着歌曲。纳威挑战地看着大家,好像准备接受他们的嘲笑,但哈利觉得他从没遇到过比这更不好笑的事。
“好吧,我们该回去了。”隆巴顿夫人叹息道,一边戴上长长的绿手套,“很高兴见到你们大家。纳威,把那张糖纸扔到垃圾箱里,她给你的都够贴满你的卧室了吧——”
但祖孙二人离开时,哈利相信他看到纳威把糖纸塞进了口袋里。
门关上了。
“我一直不知道。”赫敏眼泪汪汪地说。
“我也不知道。”罗恩声音嘶哑。
“我也是。”金妮小声说。
他们都看着哈利。
“我知道,”他难过地说,“邓布利多跟我讲过,但我保证不说出去——贝拉特里克斯·莱斯特兰奇就是为这事进阿兹卡班的,她对纳威的父母用了钻心咒,害得他们发了疯。”
“贝拉特里克斯·莱斯特兰奇干的?”赫敏惊恐地说,“就是克利切的照片上那个女人?”
长时间的沉默,然后是洛哈特气愤的声音:“喂,我的连笔字不是白练的!”