ネビルとスプラウト先生が「必要ひつようの部へ屋や」でワルツを踊おどっている夢を見た。マクゴナガル先生がバグパイプを演奏えんそうしていた。ハリーは幸せな気持で、しばらくみんなを眺ながめていたが、やがて、ディーエイの他のメンバーを探しに出かけようと思った。
ところが、部屋を出たハリーは、「バカのバーナバス」のタペストリーではなく、石壁いしかべの腕木うでぎで燃える松明たいまつの前にいた。ハリーはゆっくりと左に顔を向けた。そこに、窓のない廊下ろうかの一番奥に、飾かざりも何もない黒い扉とびらがあった。
ハリーは高鳴る心で扉に向かって歩いた。ついに運が向いてきたという、とても不ふ思し議ぎな感覚かんかくがあった。こんどこそ扉を開ける方法が見つかる……。あと数十センチだ。ハリーは心が躍おどった。扉の右端に沿そってぼんやりと青い光の筋すじが見える……扉がわずかに開いている……ハリーは手を伸ばし、扉を大きく押し開こうとした。そして――。
ロンがガーガーと本物の大きないびきをかいた。ハリーは突然目が覚めた。何百キロも離はなれたところにある扉を開けようと、右手を暗くら闇やみに突き出していた。失望しつぼうと罪ざい悪あく感かんの入り交まじった気持で、ハリーは手を下ろした。扉の夢を見てはいけないことはわかっていた。しかし、同時に、その向こう側に何があるのかと好こう奇き心しんに苛さいなまれ、ロンを恨うらみに思った。ロンがあと一分、いびきを我慢がまんしてくれていたら……。
他梦见纳威和斯普劳特教授在有求必应屋里跳华尔兹,麦格教授吹风笛。他愉快地看了一会几,然后决定去找其他D.A。成员——可是走出房间,他发现面前不是傻巴拿巴的挂毯,而是一支火把,插在一堵没有窗户的石墙上。他缓缓把头转向左边,那儿,在没有窗户的走廊尽头,有一扇黑门。
他朝它走去,心中越来越兴奋。他有一种非常奇怪的感觉:这一次他终于要交好运,能有办法打开它——还差几步时,他狂喜地看到右边有一道微弱的蓝光——门虚掩着——他伸手去推——罗恩发出一声响亮的、刺耳的、真正的鼾声,哈利突然醒来,黑暗中他的右手举在面前,要推开千里之外的一扇门。他让它垂落下去,有一种混杂了失望与负疚的感觉。他知道他不该看到那扇门,但同时他又那么想知道门里有什么,以至于不禁有些怨恨罗恩——要是他的呼噜晚打一分钟——