「僕がインタビューを受けたので、みんなが手紙をくれたんです」ハリーが答えた。「六月に僕の身に起こったことについてのインタビューです」
こう答えながら、ハリーはなぜか教きょう職しょく員いんテーブルに視線しせんを走らせた。ダンブルドアがつい一いっ瞬しゅん前までハリーを見つめていたような、とても不ふ思し議ぎな感覚が走ったからだ。しかし、ハリーが校長先生のほうを見たときには、フリットウィック先生と話し込んでいるようだった。
「インタビュー」アンブリッジの声がことさらに細く、甲高かんだかくなった。「どういう意味ですか」
「つまり、記者が僕に質問しつもんして、僕がそれに答えました」ハリーが言った。「これです――」
ハリーは「ザ・クィブラー」をアンブリッジに放ほうり投げた。アンブリッジが受け取って、表紙しを凝ぎょう視しした。弛たるんだ青白い顔が、醜みにくい紫むらさきのまだら色になった。
「いつこれを」アンブリッジの声が少し震ふるえていた。
「この前の週しゅう末まつ、ホグズミードに行ったときです」ハリーが答えた。
アンブリッジは怒りでメラメラ燃え、ずんぐり指に持った雑誌ざっしをわなわな震わせてハリーを見上げた。
「ミスター・ポッター。あなたにはもう、ホグズミード行きはないものと思いなさい」アンブリッジが小声で言った。「よくもこんな……どうしてこんな……」アンブリッジは大きく息を吸い込んだ。「あなたには、嘘うそをつかないよう、何度も何度も教え込もうとしました。その教きょう訓くんが、どうやらまだ浸透しんとうしていないようですね。グリフィンドール、五十点減点げんてん。それと、さらに一週間の罰則」
アンブリッジは「ザ・クィブラー」を胸許むなもとに掻かき抱き、肩を怒らせて立ち去った。大勢の生徒の目がその後ろ姿を追った。
昼前に、学校中にデカデカと告知こくちが出た。寮りょうの掲けい示じ板ばんだけでなく、廊下ろうかにも教室にも貼はり出された。
ホグワーツ高こう等とう尋じん問もん官令かんれい
「ザ・クィブラー」を所持しょじしているのが発覚はっかくした生徒は退たい学がく処しょ分ぶんに処しょす。
以上は教きょう育いく令れい第二十七号に則のっとったものである。
高等尋問官 ドローレス・ジェーン・アンブリッジ
なぜかハーマイオニーは、この告知を目にするたびにうれしそうににっこりした。
“采访?”乌姆里奇的声音比平时更尖更高了,“你说什么?”
“你什么时候干的?”她问,声音有点儿颤抖。
“上次去霍格莫德的时候。”哈利说。
不知为何,赫敏一看到这些告示就抿着嘴乐。