そうこうするうちに、五年生と七年生の間では、精せい神しん集中、頭の回転、眠気ねむけ覚ましに役立つ物の闇やみ取とり引ひきが大だい繁はん盛じょうし出した。ハリーとロンは、レイブンクローの六年生、エディ・カーマイケルが売り込んだ「バルッフィオの脳のう活かっ性せい秘ひ薬やく」に相当惹ひかれた。一年前の夏、自分がふくろうで九科目も「おおいによろしい・優ゆう」を取れたのは、まったくこの秘薬のおかげだと請うけ合あい、半リットル瓶びん一本をたったの十二ガリオンで売るというのだ。ロンは、卒業して仕事に就ついたらすぐに代金の半分をハリーに返すと約束した。ところが売ばい買ばい交こう渉しょうがまとまりかけたとき、ハーマイオニーがカーマイケルから瓶を没ぼっ収しゅうし、中身をトイレに捨すててしまった。
「ハーマイオニー、僕たち、あれが買いたかったのに」ロンが叫さけんだ。
「バカなことはやめなさい」ハーマイオニーが怒ど鳴なるように言った。「いっそのことハロルド・ディングルのドラゴンの爪つめの粉末ふんまつでも飲んで、けりをつければ」
「ディングルがドラゴンの爪の粉末を持ってるの」ロンが勢い込んだ。
「もう持っていないわ」ハーマイオニーが言った。「私がそれも没収しました。あんなもの、どれも効きかないわよ」
「ドラゴンの爪つめは効きくよ」ロンが言った。「信じられない効果こうかなんだって。脳がほんとに活性化して、数時間ものすごく悪わる知ぢ恵えが働くようになるんだって――ハーマイオニー、ひと摘つまみ僕にくれよ。ねえ、別に毒になるわけじゃなし――」
「なるわ」ハーマイオニーが怖こわい顔をした。「よく見たら、あれ、実はドクシーの糞ふんを乾かわかしたものだったもの」
この情報で、ハリーとロンの脳のう刺し激げき剤ざい熱ねつが冷めた。
次の「変へん身しん術じゅつ」の授業のとき、ふくろう試験の時間割とやり方についての詳しょう細さいが知らされた。
「ここに書いてあるように」
マクゴナガル先生は、生徒が黒板から試験の日付けと時間を写し取る間に説明した。
「みなさんのは二週間にわたって行われます。午前中は理論に関する筆記ひっき試験、午後は実技です。「天てん文もん学がく」の実技試験は、もちろん夜に行います」
“现在没有了,”赫敏说,“也被我没收了。这些东西都不管用,你知道的。”
“龙爪粉确实管用!”罗恩说,“效果好得出奇,确实能提高你的记忆力,有几小时你的脑子特别灵—— 赫敏,让我来一小点儿吧,好吗,不会有害处—— ”
“这玩意儿有害。”赫敏严厉地说,“我仔细看过了,其实那是狐猸子的干大粪。”
一听到这话,哈利和罗恩对醒脑剂就没那么感兴趣了。在下一堂变形课上,他们得知了o.w.Ls考试的时问和考试过程中的具体安排。