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第31章 ふ・く・ろ・う O.W.L.s(8)_ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:なんだか落ち着かない夜だった。誰もが最後の追い込みで勉強していたが、大してはかどっているようには見えなかった。ハリーは早
(单词翻译:双击或拖选)

なんだか落ち着かない夜だった。誰もが最後の追い込みで勉強していたが、大してはかどっているようには見えなかった。ハリーは早めにベッドに入ったが、何時間も経たったのではと思えるほど長い間目が冴さえて、眠れなかった。進路しんろ相談で、どんなことがあってもハリーを「闇やみ祓ばらい」にするために力を貸かすと、マクゴナガルが激はげしく宣せん言げんしたことを思い出した。いざ試験のときが来てみると、もう少し実現可能な希望を言えばよかったと思った。眠れないのは自分だけではないと、ハリーは気配を感じていた。しかし、寝室しんしつの誰も口をきかず、やがて一人、二人とみな眠りに落ちていった。

翌日の朝食のときも、五年生は口数が少なかった。パーバティは小声で呪じゅ文もんの練習をし、目の前の塩入れをピクピクさせていた。ハーマイオニーは「呪文学問題集」を読み直していたが、目の動きの早いこと、目玉がぼやけて見えるほどだった。ネビルはナイフとフォークを落としてばかりで、マーマレードを何度もひっくり返した。

朝食が終ると、生徒はみんな教室に行ったが、五年生と七年生は玄げん関かんホールに屯たむろしてうろうろしていた。九時半になると、クラスごとに呼ばれ、再び大広間に入った。そこは、ハリーが「憂うれいの篩ふるい」で見たとおりに模も様よう替がえされていた。父親、シリウス、スネイプがふくろうを受けていた場面だ。四つの寮りょうのテーブルは片かたづけられ、代わりに個人用の小さな机がたくさん、奥の教職員テーブルのほうを向いて並んでいた。一番奥に、生徒と向かい合う形でマクゴナガル先生が立っている。全員が着席し、静かになると、「始めてよろしい」の声とともに、先生は自分の机に置かれた巨大な砂時計をひっくり返した。先生の机にはその他、予よ備びの羽は根ねペン、インク瓶びん、羊よう皮ひ紙しの巻紙まきがみが置いてあった。

ハリーはドキドキしながら試験用紙をひっくり返した。――ハリーの右に三列、前に四列離はなれた席で、ハーマイオニーはもう羽根ペンを走らせている――ハリーは最初の問題を読んだ。

 物体を飛ばすために必要な呪文を述べよ。

 さらにそのための杖つえの動きを記き述じゅつせよ。

棍棒こんぼうが空中高く上がり、トロールの分厚ぶあつい頭ず蓋がい骨こつの上にボクッと大きな音を立てて落ちたときの思い出が、ちらりと頭を過よぎった……ハリーはフッと笑顔になり、答案用紙に覆おおいかぶさるようにして書きはじめた。


    这是个让人心绪不宁的夜晚。每个人都想抓紧最后一刻再复习一下,但是似乎没人能有什么收获。哈利早早地就上床了,可是好像过了几个小时都睡不着。他想起了自己的就业咨询谈话,还想起了麦格教授怎样火冒三丈地宣布要帮助他成为一名傲罗,哪怕这是她能办的最后一件事情。现在就要考试了,哈利希望自己能表现得更出色一些。他知道躺在床上无法入睡的人不止自己一个,但是宿舍里没有人吭声,后来他们终于一个接一个地睡着了。
    第二天吃早饭时,五年级学生没有人多说些什么,帕瓦蒂正低声练习咒语,餐桌上的盐瓶在她面前抽搐着;赫敏飞快地复习《魔咒成就》,眼神都显得有点迷糊了;纳威老是失手掉下刀叉,打翻果酱。
    早饭一结束,其他年级的学生就去上课了,七年级和五年级学生在门厅里漫无目的地转来转去;接着,等到九点半,他们被一个班一个班地叫到前面,回到礼堂里。礼堂已经被重新布置过了,跟哈利在冥想盆里看到他父亲、小天狼星和斯内普参加0.W.Ls考试的时候一模一样;四张学院桌子被搬走了,换上了许多单人小桌子,全都面向礼堂尽头的教工桌子,麦格教授面朝他们站在那里。当他们坐好、安静下来时,她说道:“你们可以开始了。”然后她把桌子上的一个巨大沙漏颠倒过来放在旁边,桌上还有备用的羽毛笔、墨水瓶和一卷卷羊皮纸。
    哈利翻开试卷,心里怦怦直跳—— 在他右边第三列向前第五个座位上,赫敏已经在匆匆地写答案了—— 他低头看着第一个问题:a)写出能使物体飞起来的咒语;b)描述挥动魔杖的动作。
    哈利立刻回想起一根木棒高高地飞到空中,然后响亮地敲在巨怪厚厚脑壳上的情形……他微微一笑,俯下身在试卷上动笔写了起来。
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