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第35章 ベールの彼方に Beyond the Veil(10)_ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:「ハーマイオニー」ハリーはハーマイオニーのそばに膝ひざをつき、ネビルは杖を前に構えながら急いで机の下から這はい出してきた
(单词翻译:双击或拖选)

「ハーマイオニー」

ハリーはハーマイオニーのそばに膝ひざをつき、ネビルは杖を前に構えながら急いで机の下から這はい出してきた。死喰い人が出てくるネビルの頭を強く蹴けった――足がネビルの杖を真っ二つにし、ネビルの顔に当たった。ネビルは口と鼻を押さえ、痛みに呻うめき、体を丸めた。ハリーは杖を高く掲かかげ、振り返った。死喰い人は覆面ふくめんをかなぐり捨すて、杖をまっすぐにハリーに向けていた。細長く蒼あお白じろい、歪ゆがんだ顔。「日にっ刊かん予よ言げん者しゃ新しん聞ぶん」で見覚えがある。アントニン・ドロホフ――プルウェット一家を殺害さつがいした魔法使いだ。

ドロホフがにやりと笑った。空あいているほうの手で、ハリーがまだしっかり握にぎっている予言を指し、自分を指し、それからハーマイオニーを指した。しゃべることはできないが、言いたいことははっきり伝わった。予言をよこせ、さもないと、こいつと同じ目に遭あうぞ……。

「僕が渡したとたん、どうせ皆殺しのつもりだろう」ハリーが言った。

パニックで頭がキンキン鳴り、まともに考えられなかった。片手かたてをハーマイオニーの肩に置くと、まだ暖かい。しかしハリーはハーマイオニーの顔をちゃんと見る勇気がなかった。

死なないで、どうか死なせないで。もし死んだら僕のせいだ……。

「ハリー、なにごあっでも」ネビルが机の下から激はげしい声で言った。押さえていた両手を放はなすと、はっきりと鼻が折れ、鼻血が口に顎あごにと流れているのが露あらわになった。「ぞれをわだじじゃダメ」

すると扉とびらの外で大きな音がして、ドロホフが振り返った――赤ん坊頭の死喰い人が戸口に現れた。赤ん坊頭が泣き喚わめき、相変わらず大きな握り拳こぶしをむちゃくちゃに振り回している。ハリーはチャンスを逃のがさなかった。

「ペトリフィカス トタルス 石になれ」

防ふせぐ間も与えず、呪文がドロホフに当たった。ドロホフは先に倒れていた仲間なかまに折り重なって前のめりに倒れた。二人とも棒ぼうのように硬こう直ちょくし、ぴくりとも動かない。


    “赫敏!”
    哈利赶忙跪在她旁边,纳威也从桌子底下飞快地爬过来,魔杖举在他的面前。食死徒一看到纳威,马上朝他的脑袋狠狠地踢了过去—— 一脚踢断了纳威的魔杖,踹在他的脸上。纳威疼得惨叫一声,捂着嘴巴和鼻子缩了回去。哈利转身高举着魔杖,看到那个食死徒已经扯下面罩,正用魔杖对准自己。哈利认出了这张苍白、扭曲的长脸,那正是《预言家日报》登载过的,杀害了普威特夫妇的巫师安东宁·多洛霍夫。
    多洛霍夫笑得咧开了嘴巴。他那只空着的手指了指仍攥在哈利手中的预言球,又指了指自己,接着又指了指赫敏。尽管他说不出话来,但是他的意思再明白不过了:把预言球给我,不然你就跟她一个下场……
    “交出预言球你照样会把我们杀光!”哈利说。
    哈利头脑中掠过一阵恐慌,他已无法正常地思考。他一只手放在赫敏的肩上,仍能感觉到她的体温,但他根本不敢正眼看她。千万不能让她死,千万不能让她死,如果她死了那都是我的错……
    “不干(管)你做什么,哈利,”纳威在桌子底下激动地说,他的双手垂下来一些,一看就知道他的鼻子被踢断了,鲜血正顺着嘴巴和下巴往下淌,“不叫把它贵他(不要把它给他)!”
    接着门外响起轰的一声,多洛霍夫回头一看—— 长着婴儿头的食死徒出现在门口,他的脑袋叫喊着,失去控制的巨大双拳朝周围的一切东西挥打过去。哈利逮住了这个机会:“统统石化!”
    多洛霍夫还没来得及抵挡,咒语就已经击中了他。他向前扑倒下去,横着压在他同伙的身上,他们两个都僵硬得跟木板一样,一动也不动了。
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