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第36章 「あの人」が恐れた唯一の人物(6)

时间: 2023-06-21    进入日语论坛
核心提示:背の高い、痩やせた姿が黒いフードを被かぶっていた。恐ろしい蛇へびのような顔は蒼そう白はくで落ち窪くぼみ、縦たてに裂さけた
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背の高い、痩やせた姿が黒いフードを被かぶっていた。恐ろしい蛇へびのような顔は蒼そう白はくで落ち窪くぼみ、縦たてに裂さけたような瞳孔どうこうの真まっ赤かな両眼が睨にらんでいる……ヴォルデモート卿きょうが、ホールの真ん中に姿を現していた。杖つえをハリーに向けている。ハリーは凍こおりついたように動けなかった。

「そうか、おまえが俺様おれさまの予言を壊こわしたのだな」ヴォルデモートは非情な赤い目でハリーを睨みつけながら、静かに言った。「いや、ベラ、こいつは嘘うそをついてはいない……こいつの愚ぐにもつかぬ心の中から、真実が俺様を見つめているのが見えるのだ……何ヵ月もの準備、何ヵ月もの苦労……その挙句あげく、わが死し喰くい人びとたちは、またしても、ハリー・ポッターが俺様を挫くじくのを許した……」

「ご主人様、申し訳ありません。私は知りませんでした。動物もどきのブラックと戦っていたのです」ゆっくりと近づくヴォルデモートの足元に身を投げ出し、ベラトリックスが啜すすり泣いた。「ご主人様、おわかりくださいませ――」

「黙だまれ、ベラ」ヴォルデモートの声が危険をはらんだ。「おまえの始末はすぐつけてやる。俺様が魔法省に来たのは、おまえの女め々めしい弁解べんかいを聞くためだとでも思うのか」

「でも、ご主人様――あの人がここに――あの人が下に――」

ヴォルデモートは一顧いっこだにしなかった。

「ポッター、俺様はこれ以上何もおまえに言うことはない」ヴォルデモートが静かに言った。

「おまえはあまりにもしばしば、あまりにも長きにわたって、俺様を苛立いらだたせてきた。『アバダ ケダブラ』」

ハリーは抵抗ていこうのために口を開くことさえしていなかった。頭が真っ白で、杖はだらりと下を向いたままだった。

ところが、首なしになった黄金の魔法使い像が突如とつじょ立ち上がり、台座だいざから飛び上がると、ドスンと音を立ててハリーとヴォルデモートの間に着地した。立像りつぞうが両腕を広げてハリーを護まもり、呪じゅ文もんは立像の胸に当たって撥はね返っただけだった。

「なんと――」ヴォルデモートが周囲に目を凝こらした。そして、息を殺して言った。「ダンブルドアか」

ハリーは胸を高鳴たかならせて振り返った。ダンブルドアが金色こんじきのゲートの前に立っていた。


    高高的、瘦瘦的,戴着黑色面罩,蛇一样可怕的脸苍白而憔悴,瞳孔像一条细缝似的猩红眼睛死盯着……伏地魔出现在大厅的中央,他的魔杖指向哈利,哈利僵硬地站在那里,一动也不能动。
    “这么说,你打碎了我的预言球?”伏地魔轻轻地说,用他那猩红、冷酷的眼睛盯着哈利,“不,贝拉,他没有说谎……我看见真相正从他那一文不值的脑袋里看着我……几个月的准备,几个月的努力……我的食死徒们再一次让哈利妨碍了我……”
    “主人,对不起,我不知道,我正在跟阿尼马格斯布莱克打!”贝拉特里克斯抽泣着说。伏地魔缓缓地走近一点儿,她迅速趴在了他的脚下。“主人,你是知道的—— ”
    “安静,贝拉,”伏地魔可怕地说,“我一会儿再收拾你!你以为我进到魔法部是专程来听你哭诉道歉的吗?”
    “但是—— 主人—— 他在这儿—— 他就在下面—— ”
    伏地魔根本不理会她。
    “我没什么要跟你说的了,波特,”他平静地说,“很长时间以来,你总是给我捣乱,阿瓦达索命!”
    哈利甚至都不能张口反抗,他的脑子一片空白,魔杖冲着地板,一点儿用处也没有。
    突然,喷泉里的那个无头金色巫师塑像活了,他从底座上跳下来,砰的一声落在哈利与伏地魔之间的地板上,张开双臂来保护哈利,那道咒语只是从他的胸膛一擦而过。
    “怎么—— ?”伏地魔大叫,环顾了一下四周,接着他倒吸了一口凉气,“邓布利多!”
    哈利朝他身后看去,心怦怦直跳。邓布利多就站在黄金大门的前面。
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