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第37章 失われた予言 The Lost Prophecy(3)、_ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:ハリーは「よかった」と言おうとしたが、声が出なかった。ハリーのもたらした被害ひがいがどれほど大きかったかを、ダンブルドア
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ハリーは「よかった」と言おうとしたが、声が出なかった。ハリーのもたらした被害ひがいがどれほど大きかったかを、ダンブルドアが改あらためて思い出させようとしているような気がした。ダンブルドアが初めてハリーをまっすぐ見ているのに、そして、非難ひなんしているというより労いたわっているような表情だったのに、ハリーはダンブルドアと目を合わせることができなかった。

「マダム・ポンフリーが、みんなの応おう急きゅう手当をしておる」ダンブルドアが言った。「ニンファドーラ・トンクスは少しばかり聖せいマンゴで過ごさねばならぬかも知れんが、完全に回復する見込みじゃ」

ハリーは、空が白しらみはじめ、明るさを増してきた絨じゅう毯たんに向かって頷くしかなかった。ダンブルドアとハリーがいったいどこにいたのか、どうして怪け我が人にんが出たのかと、部屋中の肖像画が、ダンブルドアの一言一言に聞き入っているに違いない。

「ハリー、気持はよくわかる」ダンブルドアがひっそりと言った。

「わかってなんかいない」ハリーの声が突然大きく、強くなった。焼けるような怒りが突き上げてきた。ダンブルドアは僕の気持なんかちっともわかっちゃいない。

「どうだい ダンブルドア」フィニアス・ナイジェラスが陰険いんけんに言った。「生徒を理解しようとするなかれ。生徒がいやがる。連中は誤解ごかいされる悲劇ひげきのほうがお好みでね。自じ己こ憐憫れんびんに溺おぼれ、悶々もんもんと自みずからの――」

「もうよい、フィニアス」ダンブルドアが言った。

ハリーはダンブルドアに背を向け、頑かたくなに窓の外を眺ながめた。遠くにクィディッチ競技場が見えた。シリウスがあそこに現れたことがあったっけ。ハリーのプレイぶりを見ようと、毛むくじゃらの真っ黒な犬になりすまし……きっと、父さんと同じぐらいうまいかどうか見にきたんだろうな……一度も確かめられなかった……。

「ハリー、きみのいまの気持を恥はじることはない」ダンブルドアの声がした。「それどころか……そのように痛みを感じることができるのが、きみの最大の強みじゃ」

ハリーは白熱はくねつした怒りが体の内側をメラメラと舐なめるのを感じた。恐ろしい空虚くうきょさの中に炎が燃え、落ち着きはらって虚むなしい言葉を吐はくダンブルドアを傷きずつけてやりたいという思いが膨ふくれ上がってきた。


    哈利很想挤出一个“好”字但是却没有发出声音。在他看来,邓布利多是在提醒他,他所造成的损失有多么惨重。虽然邓布利多的目光只有这一次是在直接注视着自己,而且他的态度温和、亲切,绝不是在责怪自己,但哈利仍然没有办法忍受正视他的目光。
    “庞弗雷夫人正在给他们治疗,”邓布利多说,“尼法朵拉·唐克斯可能需要在圣芒戈医院多待一些时间,不过看起来她也会很快康复的。”
    哈利只有冲着地毯一个劲儿地点头,随着外面天色逐渐放明,地毯也变得越来越亮。他确信这间屋子里的所有肖像都在竖着耳朵倾听邓布利多所讲的每一个字,并且正在纳闷邓布利多与哈利曾经到过什么样的地方,为什么会有人受伤。
    “我知道你现在是什么心情,哈利。”邓布利多用很轻的声音说。“不,你不知道。”哈利突然提高了嗓门有力地说。强烈的愤怒猛地跃上心头;邓布利多一点儿也不了解他的心情。
    “你瞧,邓布利多?”菲尼亚斯·奈杰勒斯狡黠地说,千万不要想方设法去了解学生们的心思。他们讨厌这样做。他们宁愿被伤心地误会,一个劲儿地自哀自怜,备受煎熬……“
    “够了,菲尼亚斯。”邓布利多说。
    哈利转过身去,背对着邓布利多,眼睛坚定地凝望着窗外。他可以看到远处的魁地奇球场。小天狼星曾在那里出现过一次,变成一条蓬头垢面的黑狗,为的是观看哈利的比赛……他可能是来看看哈利是否像詹姆那样优秀……哈利从来也没有问起过他……“你心里的感受,没有什么可丢脸的,哈利,”邓布利多说,“恰恰相反……事实上你能感受到这样的痛苦,正是你最坚强之处。”
    哈利感到熊熊的怒火正在舔噬他的五脏六腑,在可怕的空洞里燃烧,使他充满想要伤害邓布利多的愿望,就因为他那样若无其事,说了那些无关痛痒的话。
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