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第37章 失われた予言 The Lost Prophecy(6)_ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:ハリーが振り向くと、ちょうどフィニアスが肖しょう像ぞう画がを抜け出て行くのが見えた。グリモールド・プレイスにある自分の肖
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ハリーが振り向くと、ちょうどフィニアスが肖しょう像ぞう画がを抜け出て行くのが見えた。グリモールド・プレイスにある自分の肖像画を訪たずねて行ったのだ。たぶん、シリウスの名を呼びながら、肖像画から肖像画へと移り、屋敷やしき中を歩くのだろう……。

「ハリー、説明させておくれ」ダンブルドアが言った。「老いぼれの犯おかした間違いの説明を。いまにして思えば、わしがきみに関してやってきたこと、そしてやらなかったことが、老齢ろうれいの成なせる業わざじゃということは歴然れきぜんとしておる。若い者には、老いた者がどのように考え、感じるかはわからぬものじゃ。しかし、年老いた者が、若いということがなんであるかを忘れてしまうのは罪じゃ……そしてわしは、最近、忘れてしまったようじゃ……」

太陽はもう確実に昇のぼっていた。山々は眩まばゆいオレンジに縁取ふちどられ、空は明るく無色に澄すみ渡っていた。光がダンブルドアに降ふり注いだ。その銀色の眉まゆに、顎鬚あごひげに、深く刻きざまれた顔の皺しわに降り注いだ。

「十五年前」ダンブルドアが言った。「きみの額ひたいの傷きず痕あとを見たとき、わしはそれが何を意味するのかを推測すいそくした。それが、きみとヴォルデモートとの間に結ばれた絆きずなの印ではないかと推すい量りょうしたのじゃ」

「それは前にも聞きました。先生」ハリーはぶっきらぼうに言った。無礼ぶれいだってかまわない。何もかもいまさらどうでもよかった。

「そうじゃな」ダンブルドアはすまなそうに言った。「そうじゃった。しかし、よいか――きみの傷きず痕あとのことから始める必要があるのじゃ。というのは、きみが魔法界に戻ってから間もなく、わしの考えが正しかったことがはっきりしたからじゃ。ヴォルデモートがきみの近くにいるとき、または強い感情に駆かられているときに、傷痕がきみに警告けいこくを発することが明らかになった」

「知っています」ハリーはうんざりしたように言った。

「そして、そのきみの能力が――ヴォルデモートの存在を、たとえどんな姿に身をやつしていても検知けんちでき、そしてその感情が高まると、それがどんな感情なのかを知る能力が――ヴォルデモートが肉体と全能力を取り戻したときから、ますます顕著けんちょになってきたのじゃ」

ハリーは頷うなずくことさえ面倒だった。全部知っていることだった。

「ごく最近」ダンブルドアが言った。「ヴォルデモートがきみとの間に存在する絆きずなに気づいたのではないかと、わしは心配になった。懸念けねんしたとおり、きみがあやつの心と頭にあまりにも深く入り込んでしまい、あやつがきみの存在に気づくときが来た。わしが言っているのは、もちろん、ウィーズリー氏が襲おそわれたのをきみが目もく撃げきした晩ばんのことじゃ」

「ああ、スネイプが話してくれた」ハリーが呟つぶやいた。

「スネイプ先生じゃよ、ハリー」ダンブルドアが静かに訂正ていせいした。「しかしきみは、なぜこのわしがきみにそのことを説明しないのかと、訝いぶかしく思わなかったのかね なぜわしがきみに『閉へい心しん術じゅつ』を教えないのかと なぜわしが何ヵ月もきみを見ようとさえしなかったかと」

ハリーは目を上げた。ダンブルドアが悲しげな、疲れた顔をしているのがいまわかった。

「ええ」ハリーが口ごもった。「ええ、そう思いました」


    哈利急忙转过头,看到菲尼亚斯正从他的肖像里大步走开。哈利知道他曾到格里莫广场拜访过他的另一幅肖像。此刻,他也许要走过每一幅肖像,要在整座房子里呼唤小天狼星……
    “哈利,我欠你一个解释,”邓布利多说,“一个对老年人所犯错误的解释。因为我现在意识到,我曾经做过的和没有去做的关于你的那些事情,都带有上了年纪的人的缺憾。年轻人不知道上了年纪的人是怎么想的,也不知道他们的感受,但是如果上了年纪的人忘记了年轻时是怎样的情形,那就大错特错了……看来我最近已经想不起来……”
    太阳已经升起;山峦呈现出橘黄色的耀眼的光边,上面的天空无色而明亮。那光线照到了邓布利多,落在他花白的眉毛上、胡子上,还有深深的皱纹上。
    “十五年前,”邓布利多说,“当我看到你额头上的伤疤时,我就在猜测它意味着什么。我想它也许是你与伏地魔之间拥有某种联系的标记。”
    “这个你以前跟我说过,教授。”哈利直截了当地说。他根本不在乎自己粗鲁的态度。他再也不在乎任何事情。
    “是的,”邓布利多抱歉地说,“是的,但你看—— 从你的伤疤说起还是有必要的。因为很明显,在你又回到魔法世界之后不久,我的猜测已被证实,而且每当伏地魔出现在你附近的时候,你的伤疤都会给你一些预兆,或者感觉到其他强烈的情绪。”
    “我知道。”哈利不耐烦地说。
    “你能够感觉到伏地魔的出现,哪怕他做了伪装也是一样,在他情绪高涨的时候,你可以知道他的感觉。自从他回到了他的躯体里,恢复了他的全部力量后,你的这种能力变得越来越显著。”
    哈利没点头。邓布利多所说的这些,他早就知道了。
    “最近,”邓布利多接着说,“我开始担心伏地魔可能会意识到你们之间有这样一种联系。果然,有一回他察觉到了你的存在,就是你深入到他的头脑和思想里的时候,当然,我指的是你目睹韦斯莱被袭击的那个晚上。”
    “没错,斯内普告诉过我。”哈利咕哝着说。
    “是斯内普教授,哈利,”邓布利多小声纠正他说,“你有没有想过,为什么不是由我来对你说明这件事情?为什么我没有亲自教你大脑封闭术?为什么我甚至几个月来都不看你一眼呢?”
    哈利抬起眼睛,看到邓布利多此时一脸的忧伤和疲惫。
    “是的,”哈利喃喃地说,“是的,我想过。”
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