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第37章 失われた予言 The Lost Prophecy(9)_ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:「どうしてそんなことを知っているんですか」ハリーが聞いた。心臓の鼓動こどうが速くなった。吐はき気けがした。クリスマスにク
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「どうしてそんなことを知っているんですか」ハリーが聞いた。心臓の鼓動こどうが速くなった。吐はき気けがした。クリスマスにクリーチャーがいなくなって不審ふしんに思ったこと、屋や根ね裏うらにひょっこり現れたことも思い出した……。

「クリーチャーが昨夜わしに話したのじゃ」ダンブルドアが言った。「よいか、きみがスネイプ先生にあの暗号めいた警告けいこくを発したとき、スネイプ先生は、きみがシリウスが神しん秘ぴ部ぶの内奥ないおうに囚とらわれている光景こうけいを見たのだと理解した。きみと同様、スネイプ先生もすぐにシリウスと連れん絡らくを取ろうとした。説明しておくが、不ふ死し鳥ちょうの騎き士し団だんのメンバーは、ドローレス・アンブリッジの暖炉だんろよりもっと信頼しんらいできる連絡方法を持っておるのでな。スネイプ先生は、シリウスが生きていて、無事にグリモールド・プレイスにいることを知ったのじゃ」

「ところが、きみがドローレス・アンブリッジと森に出かけたまま帰ってこなかったので、スネイプ先生は、きみがまだシリウスはヴォルデモート卿きょうに囚とらわれていると信じているのではないかと心配になり、すぐさま、何人かの騎士団のメンバーに警報けいほうを発したのじゃ」

ダンブルドアは大きなため息をついて言葉を続けた。「そのとき、本部には、アラスター・ムーディ、ニンファドーラ・トンクス、キングズリー・シャックルボルト、リーマス・ルーピンがいた。全員が、すぐにきみを助けに行こうと決めた。スネイプ先生はシリウスが本部に残るようにと頼んだ。わしが間もなく本部に行くはずじゃったから、わしにそのことを知らせるために、誰かが本部に残る必要があった。その間、スネイプ先生自身は、きみたちを探しに森に行くつもりだったのじゃ」

「しかし、シリウスは、ほかの者がきみを探しに行くというのに、自分があとに残りたくはなかった。わしに知らせる役目をクリーチャーに任まかせたのじゃ。そういう次第しだいで、全員が魔法省へと出て行って間もなく、グリモールド・プレイスに到とう着ちゃくしたわしに話をしたのは、あの妖よう精せいじゃった――引きつけを起こさんばかりに笑って――シリウスがどこに行ったかを話してくれた」

「クリーチャーが笑っていた」ハリーは虚うつろな声で聞いた。

「そうじゃとも」ダンブルドアが言った。「よいか、クリーチャーは我々を完全に裏切うらぎることはできなかった。騎き士し団だんの『秘ひ密みつの守人もりびと』ではないのじゃが、マルフォイたちに、我々の所在しょざいを教えることもできなければ、明かすことを禁じられていた騎士団の機き密みつ情じょう報ほうについても、何ひとつ教えることはできなかったのじゃ。クリーチャーは、しもべ妖よう精せいとして呪縛じゅばくされておる。つまり、自分の主人であるシリウスの直接の命令に逆さからうことはできぬ。しかし、シリウスにとってはクリーチャーに他言たごんを禁ずるほどのことはないと思われた些さ事じだったが、ヴォルデモートにとっては非常に価値のある情報を、クリーチャーはナルシッサに与えたのじゃ」

「どんな」

「たとえば、シリウスがこの世でもっとも大切に思っているのはきみだという事実じゃ」ダンブルドアが静かに言った。「たとえば、きみが、シリウスを父親とも兄とも慕したっているという事実じゃ。ヴォルデモートはもちろん、シリウスが騎士団に属ぞくしていることも、きみがシリウスの居い場ば所しょを知っていることも承しょう知ちしていた――しかし、クリーチャーの情報で、ヴォルデモートはあることに気づいた。きみがどんなことがあっても助けに行く人物は、シリウス・ブラックだということにじゃ」

ハリーは唇くちびるが冷たくなり、感覚を失っていた。


    “你是怎么知道的?”哈利问道,心里怦怦直跳,感到很不舒服。他记起圣诞节的时候自己曾为克利切莫明其妙的失踪担心过,记起他后来又突然出现在阁楼里……
    “克利切昨天晚上告诉我的。”邓布利多说,“你知道,在你给了斯内普教授那个含义模糊的提醒之后,他意识到你已经见到小天狼星被关在神秘事务司里的情景。他,就像你一样,想马上与小天狼星取得联系。我要说明一点,凤凰社的成员们拥有比多洛雷斯·乌姆里奇办公室里的炉火还要行之有效的联络方式。斯内普教授发现,小天狼星正安然无恙地待在格里莫广场。
    “然而,斯内普教授发现你和乌姆里奇没从禁林里回来,他开始担心你仍在认为小天狼星已经成了伏地魔的俘虏。他立刻通知了几个凤凰社的成员。”
    邓布利多深深叹了口气,接着说:“当时,阿拉斯托·穆迪、尼法朵拉·唐克斯、金斯莱·沙克尔,还有莱姆斯·卢平都在总部。大家一致同意立刻行动去帮助你。因为我随时都可能按照约定到达总部,所以斯内普教授要小天狼星留下来,因为需要有人留在总部通知我发生的事情。同时,他还打算到禁林里去找你。
    “但是小天狼星不愿意看到其他人都去找你而他却留在总部。于是他交待给克利切,让克利切告诉我发生了什么事情。他们动身去魔法部之后不久,我就到了格里莫广场,是家养小精灵告诉我小天狼星去了哪儿。当时他都快要笑破肚皮了。”
    “他在笑?”哈利声音低沉地问。
    “哦,是的,”邓布利多说,“你知道,克利切不能完全背叛我们。他不是凤凰社的保密人,无法告诉马尔福我们在何处,或者告诉他们已经禁止他泄露的一些凤凰社的机密计划。他被他同类的魔法束缚着,也就是说他不能够违背主人小天狼星的直接命令。而他告诉纳西莎的那些对伏地魔非常有用的情报,在小天狼星看来却都是些很不起眼的小事,用不着考虑不许他说出去。”
    “你指的是什么?”哈利问。
    “比如小天狼星在这个世界上最关心的人就是你。”邓布利多轻轻地说,“还有你把小天狼星当作自己的父亲和兄长这样的事实。伏地魔当然早就知道小天狼星在凤凰社里,也早就知道你清楚他在什么地方—— 但是,克利切的情报让他意识到小天狼星布莱克是一个你可以舍身搭救的人。”
    哈利的嘴唇又冷又木。
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