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第38章 二度目の戦いへ The Second War Begins(6)

时间: 2023-06-21    进入日语论坛
核心提示:マルフォイの手が杖つえに飛んだ。しかし、ハリーのほうが早かった。マルフォイの指がローブのポケットに入る前に、ハリーはもう
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マルフォイの手が杖つえに飛んだ。しかし、ハリーのほうが早かった。マルフォイの指がローブのポケットに入る前に、ハリーはもう杖を抜いていた。

「ポッター」

玄げん関かんホールに声が響ひびき渡った。スネイプが自分の研究室に通じる階段から現れた。その姿を見ると、ハリーはマルフォイに対する気持などを遥はるかに超こえた強い憎にくしみが押し寄せるのを感じた……ダンブルドアが何と言おうと、スネイプを許すものか……絶対に……。

「何をしているのだ、ポッター」

四人のほうに大股おおまたで近づいてくるスネイプの声は、相変わらず冷たかった。

「マルフォイにどんな呪のろいをかけようかと考えているところです。先生」

ハリーは激はげしい口調で言った。

スネイプがまじまじとハリーを見た。

「杖をすぐしまいたまえ」スネイプが短く言った。「十点減点げんてん。グリフィ――」

スネイプは壁かべの大きな砂時計を見てにやりと笑った。

「ああ、点を引こうにも、グリフィンドールの砂時計には、もはや点が残っていない。それなれば、ポッター、やむをえず――」

「点を増やしましょうか」

マクゴナガル先生がちょうど正面玄げん関かんの石段をコツコツと城へ上がってくるところだった。タータンチェックのボストンバッグを片手かたてに、もう一本の手で杖つえにすがってはいたが、それ以外は至極しごく元気そうだった。

「マクゴナガル先生」スネイプが勢いよく進み出た。「これはこれは、聖せいマンゴをご退院で」

「ええ、スネイプ先生」マクゴナガル先生は、旅行用マントを肩からはずしながら言った。

「すっかり元どおりです。そこの二人――クラッブ――ゴイル――」

マクゴナガル先生が威厳いげんたっぷりに手招てまねきすると、二人はデカ足をせかせかと動かし、ぎこちなく進み出た。

「これを」マクゴナガル先生はボストンバッグをクラッブの胸に、マントをゴイルの胸に押しつけた。「私わたくしの部屋まで持って行ってください」

二人は回れ右し、大だい理り石せきの階段をドスドス上がって行った。

「さて、それでは」マクゴナガル先生は壁かべの砂時計を見上げた。「そうですね。ポッターとその友人たちが、世間せけんに対し『例のあの人』の復活を警告けいこくしたことで、それぞれ五十点 スネイプ先生、いかがでしょう」

「何が」スネイプが噛かみつくように聞き返したが、完全に聞こえていたと、ハリーにはわかっていた。「ああ――うむ――そうでしょうな……」

「では、五十点ずつ。ポッター、ウィーズリー兄きょう妹だい、ロングボトム、ミス・グレンジャー」マクゴナガル先生がそう言い終らないうちに、グリフィンドールの砂時計の下半分の球たまに、ルビーが降ふり注いだ。「ああ――それにミス・ラブグッドにも五十点でしょうね」そうつけ加えると、レイブンクローの砂時計にサファイアが降った。「さて、ポッターから十点減点げんてんなさりたいのでしたね、スネイプ先生――では、このように……」

ルビーが数個すうこ、上の球に戻ったが、それでもかなりの量が下に残った。

「さあ、ポッター、マルフォイ。こんなすばらしいお天気の日には外に出るべきだと思いますよ」マクゴナガル先生が元気よく言葉を続けた。


    马尔福的手快速伸向自己的魔杖,但哈利的速度更快,马尔福的手指还没来得及插到袍子的口袋里,他就已经拿出了魔杖。
    “波特!”‘声音从门廊的另一头传过来。斯内普出现在通往他办公室的楼梯上,看到他,哈利恨得牙根直痒,那感觉远远超出对马尔福的厌恶……不管邓布利多说了些什么,他永远也不会原谅斯内普……永远不会……
    “你在干什么,波特?”斯内普一边说一边大步朝他们四个走过来,语气跟从前一样冷漠。
    “我正琢磨着在马尔福身上应该用什么咒语呢,先生。”哈利怒气冲冲地说。
    斯内普瞪着哈利。
    “马上把魔杖收起来,”他断然喝道,“扣掉格兰芬多十分—— ”
    斯内普看着墙上巨大的沙漏轻蔑地一笑。
    “啊,我发现格兰芬多的沙漏里已经没有什么分可以扣了。既然这样,波特,我们只得—— ”
    “再加上一些分?”
    麦格教授走在进入城堡的石阶上,她一只手拎着一个格子呢的旅行袋,另一只手用力拄着一根拐杖,但她看上去气色相当不错。
    “麦格教授!”斯内普说着迎了上去,“看来,你刚从圣芒戈魔法伤病医院出来!”
    “对呀,斯内普教授,”麦格教授一边说一边抖掉身上的旅行斗篷,“我整个人焕然一新了。你们俩—— 克拉布—— 高尔—— ” 她命令式地招呼他们俩过去,他们俩磨磨蹭蹭地拖着大脚走到她跟前。“拿着,”麦格教授说着把旅行袋塞到克拉布的怀里,又把斗篷塞到了高尔的怀里,“把这些拿到我的办公室里去。”
    他们俩转身上了大理石台阶,跌跌撞撞地走开了。
    “接下来,”麦格教授抬眼看着墙上的沙漏说,“这样,我想波特和他的伙伴们应当每人各得五十分。因为是他们提醒大家神秘人回来了!你看怎么样,斯内普教授?”
    “什么?”斯内普吃惊地问,哈利觉得他肯定听得清清楚楚,“哦—— 好呀—— 我想……”
    “那么,波特、韦斯莱兄妹俩、隆巴顿和格兰杰小姐各得五十分。”麦格教授正说着,一大堆红宝石落到了格兰芬多沙漏下面的圆球里。“哦—— 我想还有洛夫古德的五十分,”她又补充了一句,一些蓝宝石掉进了拉文克劳的沙漏里,“现在你要扣掉波特的十分,我想,斯内普教授—— 好吧,就这样……”。几个红宝石又飞回到上面的圆球里,尽管这样,余下的数目还是相当可观的。
    “好了,波特,马尔福。我想这样好的天气,你们应该到外面去。”麦格教授继续兴致勃勃地说。
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