ダーズリー氏はすっかり落ち込こんでしまった。二人で二階の寝しん室しつに上がっていく時も、彼はまったくこの話題には触ふれなかった。
奥さんが洗せん面めん所じょに行ったすきに、こっそり寝室の窓に近寄り、家の前をのぞいてみた。あの猫はまだそこにいた。何かを待っているように、プリベット通りの奥の方をじっと見つめている。
――これも自分の幻げん想そうなのか これまでのことは何もかもポッター一家とかかわりがあるのだろうか もしそうなら……もし自分たちがあんな夫婦と関係があるなんてことが明あかるみに出たら……ああ、そんなことには耐たえられない。
ベッドに入ると、奥さんはすぐに寝ね入いってしまったが、ダーズリー氏はあれこれ考えて寝つけなかった。
――しかし、万まん々まんが一ポッターたちがかかわっていたにせよ、あの連中が自分たちの近くにやってくるはずがない。あの二人やあの連中のことをわしらがどう思っているかポッター夫妻は知っているはずだ……何が起こっているかは知らんが、わしやペチュニアがかかわり合いになることなどあり得ない――そう思うと少しホッとして、ダーズリー氏は欠伸あくびをして寝ね返がえりを打った。
――わしらにかぎって、絶対にかかわり合うことはない……。
――何という見当ちがい――
他们上楼睡觉时,他就再也没有提到这个话题了。德思礼太太进浴室以后。德思礼先生就轻手轻脚来到卧室窗前,看看前面的花园。那只猫还在原地,正目不转睛地盯着女贞路路口,好像在等待什么。
他是在想入非非吗?这一切会与波特一家有关吗?如果真有关系—— 如果最后真跟他们夫妇有关—— 那么,他认为他是承受不住的。
德思礼夫妇睡下了。德思礼太太很快就睡着了,德思礼先生却思绪万千,怎么也睡不着觉。不过在他入睡前,最后一个想法使他感到安慰:即使波特一家真的被卷了进去,也没有理由牵连他和他太太。波特夫妇很清楚德思札夫妇对他们和他们那群人的看法。他打了个哈欠,翻过身去。不会影响他们的..他可是大错特错了。