ハリーが卵たまごを焼いていると、ダドリーが母親に連れられてキッチンに入ってきた。父親そっくりだ。大きなピンクの顔で、首はほとんどなく、薄うすい水色の小さな目をして、たっぷりとしたブロンドの髪が、たてにも横にも大きい顔の上に載のっかっている。おばさんはダドリーのことをよく、天使のようだわ、と言ったが、ハリーは豚がかつらをつけたみたいだ、といつも思っていた。
ハリーは食卓しょくたくの上にベーコンと卵の皿を並べた。プレゼントのせいでほとんど隙すき間まがないので、そう簡単には置けない。ダドリーの方は、プレゼントの数を数えていたが、突とつ然ぜん顔色を変えてパパとママを見上げた。
「三十六だ。去年より二つ少ないや」
「坊や、マージおばさんの分を数えなかったでしょう。パパとママからの大きな包みの下にありますよ」
「わかったよ。でも三十七だ」
ダドリーの顔に血が上ってきた。ハリーはダドリーの癇かん癪しゃく玉だまが大だい爆ばく発はつ寸すん前ぜんなのを感じて、いつテーブルがひっくり返されてもいいように大急ぎでベーコンに食くらいついた。
おばさんも明あきらかに危き険けんを感じたらしく、慌あわてて言った。
「今日お出かけした時、あと二つ買ってあげましょう。どう かわいこちゃん。あと二個もよ。それでいい」
哈利正在煎蛋的时候,达力和他母亲一起来到厨房。达力更像弗农姨父:一张粉红色的银盆大脸,脖子很短,一对水汪汪的蓝眼睛,浓密的金发平整地贴在他那厚实的胖乎乎的脑袋上。佩妮姨妈常说达力长得像小天使—— 可哈利却说-12 -他像一头戴假发的猪。
哈利把一盘盘煎蛋和熏成肉放到餐桌上,这可不容易,因为桌上已经没有多余的地方了。这时达力正在清点他的礼品。他的脸沉了下来。“三十六,”他抬头看着父母亲说,“比去年少两件。” “亲爱的,你还没算上玛姬姑妈送给你的丰L物呢。你看,在你妈妈爸爸送给你的大包下边呢。”
“好吧,那就三十七件。”达力说,他的脸涨得通红。哈利看得出达力就要大发雷霆了,于是趁达力还没有把餐桌掀翻,连忙狼吞虎咽,把他的一份熏咸肉一扫而光。
佩妮姨妈显然也嗅出了危险的信号,连忙说:“今天我们上街的时候,再给你买两件礼物。怎么样,宝贝?再买两件礼物,这样好了吧?”