「バーノン、大変だわ。フィッグさんが脚あしを折おっちゃって、この子を預あずかれないって」
おばさんはハリーの方を顎あごでしゃくった。
ダドリーはショックで口をあんぐり開あけたが、ハリーの心は躍おどった。毎年誕たん生じょう日びになると、ダドリーは友達と二人で、おじさんとおばさんに連れられ、アドベンチャー・パークやハンバーガー屋、映画などに出かけることになっていた。ハリーはいつも置いてけぼりで、二ふた筋すじむこうに住んでいる変わり者のフィッグばあさんに預けられていた。ハリーはそこが大嫌いだった。家中キャベツの匂においがするし、おまけにばあさんがいままで飼かった猫の写真を全部、無理やり見せるからだ。
「どうします」
ペチュニアおばさんは、ハリーが仕し組くんだと言わんばかりに恐ろしい顔でハリーを睨にらんだ。ハリーは骨こっ折せつしたばあさんに同情すべきだと思ったが、あと一年間はティブルスやらスノーイー、ミスター・ポーズ、タフティーなどの猫の写真を見ないですむと思うと、同情しろという方が無理だった。
「マージに電話したらどうかね」とおじさんが提てい案あんした。
「バカなこと言わないで。マージはこの子を嫌ってるのよ」
“坏消息,弗农,”她说,“费格太太把腿摔断了,不能来接他了。”她朝哈利那边点了一下头。
达力吓得张口结舌,哈利却高兴得心里怦怦直跳。每年达力生日那一天,他的父母总带着他和另一位朋友出去玩一天,上游乐园,吃汉堡包或是看电影。把哈利留给费格太太,一个住在离这里有两条街的疯老婆子。哈利讨厌费格太太住的地方,满屋子都是卷心菜味;费格太太还非要他看她过去养过的几只猫咪的照片。
“现在怎么办?”佩妮姨妈气急败坏地看着哈利,仿佛这一切都是哈利一手策划的。哈利知道他应当为费格太太摔断腿感到难过,但是当他想到要整整一年之后他才会再见到踢踢、雪儿、爪子先生和毛毛(都是猫的名字),他又觉得难过不起来了。
“咱们给玛姬挂个电话吧。”弗农姨父建议说。
“别犯傻了,弗农,她讨厌这孩子。”