ただでさえ、ダブダブの服を着てセロハンテープだらけのメガネをかけたハリーは物もの笑わらいの種たねだった。しかし、翌よく朝あさ起きてみると、髪は刈り上げる前とまったく変わらなかった。おかげでハリーは一週間物置に閉じ込められた。どうしてこんなに早く髪が伸びたのかわからないと、ハリーがいくら言ってもだめだった。
またある時は、おばさんがダドリーのお古ふるの吐はき気けがするようなセーター茶色でオレンジ色の毛け玉だまが浮き上がっていたを無理にハリーに着せようとしたが、ハリーの頭からかぶせようと、おばさんが躍起やっきになればなるほど服はどんどん小さくなった。とうとう、指ゆび人にん形ぎょうならいざ知らず、ハリーにはとうてい着られないほどに縮んでしまった。おばさんはきっと洗せん濯たくで縮んだのだと決めつけ、この時はハリーはお仕置しおきを受うけずにすんでほっとした。
反対にひどい目にあったのが、学校の屋や根ね事じ件けんだった。いつものようにダドリー軍ぐん団だんに追いかけられ、気がついたらハリーは食堂しょくどうの屋根の煙えん突とつの上に腰こし掛かけていた。これには誰よりもハリー自身が驚おどろいた。ダーズリー家には女おんな校こう長ちょう先生から、ハリーが学校の建物によじ登った、とたいそうご立りっ腹ぷくの手紙がきた。しかし、ハリーがやったことといえば物置に閉じ込められた時、外にいるバーノンおじさんにも大声でそう言ったのだが食堂の外にあった大きな容よう器きの陰かげに飛び込もうとしただけだったのだ。ハリーはジャンプした拍子ひょうしに風にさらわれたに違いないと思った。
还有一次,佩妮姨妈硬要哈利穿一件旧的套头毛衣(这件毛衣很难看,是棕色的,缀有橙色的小毛球)。她越是往哈利头上套,毛衣就缩得越小,最后缩得只能给掌上木偶穿,哈利穿当然是不合适了。佩妮姨妈断定是洗的时候缩水了,也就没有处罚哈利,使他大大松了一口气。
另一次,哈利在学校伙房的屋顶上被发现了,这可给他惹出了很大的麻烦。达力和他的一伙跟往常一样追着哈利跑,结果哈利竟坐到了伙房的烟囱上,这使他受到的惊吓并不比别人小。德思礼夫妇收到女校长的一封信,女校长很生气,告诉他们哈利爬到学校楼顶上去了。但他当时只是(正如他在上了锁的碗柜里朝他姨父大喊大叫时所说的)在向伙房外边的大垃圾箱后面跳。哈利猜想大概是风半路上把他托上去了。
今天不会出什么差错了。他觉得只要不待在学校、不待在他的碗柜里或费格太太满屋卷心菜味的起居室里,即使跟达力或皮尔一起在什么地方消磨一天也是值得的。