「ほんとにイライラするだろうね」
ヘビは激はげしくうなずいた。
「ところで、どこから来たの」
ヘビはガラスケースの横にある掲けい示じ板ばんを尾でツンツンとつついた。ハリーがのぞいてみると、
ブラジル産ボア・コンストリクター 大ニシキヘビ
と書いてある。
「いいところなの」
ニシキヘビはもう一度尾で掲示板をつついた。
このヘビは動物園で生まれました
「そうなの……じゃ、ブラジルに行ったことがないんだね」
ヘビがうなずいたとたん、ハリーの後ろで耳をつんざくような大声がして、ハリーもヘビも飛び上がりそうになった。
「ダドリー ダーズリーおじさん 早く来てヘビを見て。信じられないようなことやってるよ」
ダドリーがドタドタと、それなりに全ぜん速そく力りょくでやってきた。
「どけよ、オイッ」
“那一定让你很烦。”巨蟒用力点点头.“别的不说,你是从哪里来的?”哈利问。
巨蟒甩着尾巴猛地拍了一下玻璃窗上的一块小牌子。哈利仔细看了一下。
蟒蛇,巴西。
“那边不错吧?”
巨蟒又甩尾巴猛地拍了一下那块牌子,哈利继续读道:这是本动物园内繁殖的样品。
“哦,我明白了—— 这么说你从来没有到过巴西?”
当巨蟒正在摇头回答时,哈利背后突然传来震耳欲聋的喊叫,哈利和巨蟒都吓了一跳。“达力!德思礼先生!快来看这条蛇!你决不会相信它在做什么!”
达力摇摇摆摆地赶紧朝他们走过来。
“别挡道。”