その夜、仕事から帰ったおじさんは、いままでただの一度もしなかったことをした。ハリーの物もの置おきにやってきたのだ。
「僕の手紙はどこ」
バーノンおじさんの大きな図ずう体たいが狭せまいドアから入ってきた時、ハリーはまっ先に聞いた。
「誰からの手紙なの」
「知らない人からだ。間違えておまえに宛あてたんだ。焼いてしまったよ」
おじさんはぶっきらぼうに答えた。
「絶ぜっ対たいに間違いなんかじゃない。封ふう筒とうに物もの置おきって書いてあったよ」
ハリーは怒った。
「だまらっしゃい」
おじさんの大声で、天井てんじょうからクモが数匹落ちてきた。おじさんは二、三回深しん呼こ吸きゅうして、無理に笑え顔がおを取りつくろったが、相そう当とう苦しい笑顔だった。
「えー、ところで、ハリーや……この物置だがね。おばさんとも話したんだが……おまえもここに住むにはちょいと大きくなりすぎたことだし……ダドリーの二つ目の部屋に移ったらいいと思うんだがね」
当天傍晚,弗农姨父下班回来,做了一件从来没有做过的事,他竟然到碗柜前来看望哈利了。“我的信呢?”弗农姨父刚刚挤进门,哈利就问,“是谁写给我的?”“没有人。因为写错了地址才寄给你的。”弗农姨父直截了当说,“我已经把信烧掉了。”
“根本没有写错,”哈利生气地说,“上边还写着我住在碗柜里呢。”
“住嘴!”弗农姨父咆哮起来,两只蜘蛛都从柜顶上被震下来了。他做了几次深呼吸,勉强挤出一个笑脸,但看起来像苦笑。
“唔—— 不错,哈利—— 说起这个碗柜,你姨妈和我都考虑到..你已经长大了,这地方确实小了点..我们想,你不如搬到达力的另外一间卧室比较好。”“为什么?”哈利说。