「あいつをあの部屋に入れるのはいやだ……あの部屋はぼくが使うんだ……あいつを追い出してよ……」
ハリーはフッとため息をつき、ベッドに体を横たえた。昨日きのうまでだったら、二階に住めるなら他ほかには何もいらないと思っていた。今日のハリーは、手紙なしでこの部屋にいるより、手紙さえあれば物置にいてもいいと思った。
次の朝、みんな黙だまって朝食を食べた。ダドリーはショック状態じょうたいだった。わめいたり、父親をスメルティングズ杖づえで叩たたいたり、わざと気分が悪くなってみせたり、母親を蹴け飛とばしたり、温おん室しつの屋根をぶち破って亀かめを放ほうり投げたり、それでも部屋は取り戻せなかったからだ。ハリーは昨日きのうのいまごろのことを考え、玄げん関かんで手紙を開あけてしまえばよかったと後こう悔かいしていた。おじさんとおばさんは、暗い表情で始終しじゅう顔を見合わせていた。
朝の郵ゆう便びんが届いた。バーノンおじさんは、努つとめてハリーに優やさしくしようとしているらしく、ダドリーに郵便を取りにいかせた。スメルティングズ杖づえでそこらじゅうを叩たたきまくりながら、ダドリーは玄関に行った。やがて、ダドリーの大声がした。
哈利叹了口气,伸开四肢躺到床上。如果是昨天,要他搬上来,他会不惜任何代价。可是今天他却宁愿拿着那封信搬回他的碗柜,也不愿搬到这里来却拿不到那封信。
第二天吃早饭时,大家都觉得最好还是不说话。达力歇斯底里大发作,用斯梅廷手杖使劲敲打他父亲,故意装吐,拼命踢他母亲,用他的乌龟把温室的屋顶也砸了个窟窿,可还是没能把自己的房间要回来。哈利其实昨天就想到了,他非常后悔昨天没有在走廊里就把信打开。弗农姨父和佩妮姨妈一直沉着脸面面相觑。
今天来信的时候,弗农姨父似乎要表示对哈利的友好,便让达力去拿信。他们听见达力穿过走廊时用斯梅廷手杖敲敲打打。