プリベット通りの角のところで郵ゆう便びん配はい達たつを待てばよい。四番地宛あての手紙を受け取るんだ。忍しのび足で暗い廊下を渡わたり、玄関へと向かうハリーの心しん臓ぞうは早はや鐘がねのように鳴った……。
「ウワーヮヮヮァァァァァ」
ハリーは空中に跳とび上がった――玄関マットの上で、何か大きくてグニャッとしたものを踏ふんだ……何だ 生き物だ
二階の電気がついた。ハリーは度ど肝ぎもを抜ぬかれた。大きくてグニャッとしたものは、なんと、バーノンおじさんの顔だった。おじさんは、まさにハリーのやろうとしたことを阻そ止しするために、寝袋ねぶくろにくるまって玄関のドアの前で横になっていたのだ。それから三十分、おじさんは延えん々えんとハリーを怒ど鳴なりつけ、最後に紅茶を入れてこいと命令した。ハリーはすごすごとキッチンに向かい、そこから玄関に戻ってきたちょうどその時、バーノンおじさんの膝ひざの上に郵便が投げ込まれた。緑色で宛あて名なが書かれた手紙が三通見えた。
「僕の…」
と言い終わらないうちに、おじさんはハリーの目の前で手紙をビリビリと破り捨すてた。
バーノンおじさんは、その日会社を休み、家の郵便受けを釘くぎづけにした。口くち一いっ杯ぱい釘をくわえたまま、おじさんはペチュニアおばさんに理由を説明した。
他要去女贞路街口等邮差来,首先把四号的邮件取到手。当他穿过漆黑的走廊朝大门口走时,他心里怦怦直跳—— “哎哟!”哈利一蹦老高—— 他一脚踩到攘鞋垫上一个软绵绵的大东西,还是一个活物! .楼上的灯都亮了,哈利踩着的那个软绵绵的大东西竟是他姨父的脸。这使他大为惊骇。弗农姨父裹着睡袋躺在大门口是为了不让哈利做他想做的事。他朝哈利大喊大叫,嚷嚷了有半个钟头,这才让哈利去泡杯热荼。哈利难过地拖着脚步,慢慢吞吞地来到厨房。等他转回来的时候,信件已经到了,刚好掉在弗农姨父的膝盖上。哈利看见了三封信,地址是用翠绿色墨水写的。
“我想—— ”他刚要开口,弗农姨父已经当着他的面把三封信撕得粉碎。那天弗农姨父没去上班。他待在家里,把信箱钉死了。“你看,”他嘴里含着一把钉子,对佩妮姨妈解释说,“如果他们没法投送,他们自然也就放弃了。”“这是不是真能起作用,我不敢说,德思礼。”“哦,这些入的头脑想问题都古古怪怪的,佩妮,跟你我不一样。”弗农姨父说,一边用力捶钉子,钉子上还沾有佩妮姨妈刚给他端来的水果蛋糕的渣呢。