土曜日。もう手がつけられなくなった。二十四通のハリー宛あての手紙が家の中に忍び込んできた。牛乳配達が、一体何事だろうという顔つきで、卵たまごを二ダース、居い間まの窓からペチュニアおばさんに手渡てわたしたが、その卵の一個一個に丸めた手紙が隠かくしてあったのだ。バーノンおじさんは、誰かに文もん句くを言わなければ気がすまず、郵便局と牛乳店に怒いかりの電話をかけた。ぺチュニアおばさんはミキサーで手紙を粉こな々ごなにした。
「おまえなんかにこんなにメチャメチャに話したがっているのはいったい誰なんだ」
ダドリーも驚おどろいてハリーに聞いた。
日曜の朝、バーノンおじさんは疲れたやや青い顔で、しかしうれしそうに朝食の席に着いた。
「日曜は郵便は休みだ」
新聞にママレードを塗ぬりたくりながら、おじさんは嬉き々きとしてみんなに言った。
「今日はいまいましい手紙なんぞ――」
そう言い終わらないうちに、何かがキッチンの煙えん突とつを伝ってヒューッと落ちてきて、おじさんの後こう頭とう部ぶにこつんとぶつかった。次の瞬間しゅんかん、三十枚も四十枚もの手紙が、暖だん炉ろから雨あられと降ふってきた。ダーズリーたちはみんな身をかわしたが、ハリーは飛びついて手紙を捕つかまえようとした。
星期六,事态开始失控。二十四封写给哈利的信已设法进入德思礼家中。这些信是卷成小卷藏在两打鸡蛋下边,由毫不知情的送奶员从起居室窗口递给佩妮姨妈的。弗农姨父怒冲冲地给邮局、奶厂打电话找人说理。佩妮姨妈正好把二十四封信都塞到食品粉碎机里搅得粉碎。“究竟什么人这么急着要找你联系?”达力吃惊地问哈利。星期天早上,弗农姨父坐下来吃早饭,显得很疲惫,气色也不太好,不过很开心。.“星期天没有邮差,”他一边把果酱抹在报纸上,一边高兴地提醒大家,“今天不会有该死的信来了..”
他正说着,有东西飕飕地从厨房烟囱里掉下来,狠狠地砸到他的后脑上。接着三四十封信像子弹一样从壁炉里射出来。德思礼一家忙着躲避,哈利却一蹿老高,伸手想抓住一封——“出去!出去!”