一行を乗せて車は走った。どこまでも走った――ペチュニアおばさんさえ、どこに行くのかと質問もできない。バーノンおじさんは時々急カーブを切り、進しん行こう方ほう向こうと反対の方向に車を走らせたりした。
「振ふり払はらうんだ……振り切るんだ」
そのたびにおじさんはぶつぶつ言った。
一行は一日中飲のまず食くわずで走りに走った。暗くなるころにはダドリーが泣きわめいていた。腹ぺコで、お気に入りのテレビ番組は五本も見み逃のがしたし、こんなに長時間コンピュータ・ゲームでエイリアンを一人もやっつけなかったなんて、ダドリーの人じん生せい最悪の一日だった。
バーノンおじさんは、どこか大きな町はずれの、陰いん気き臭くさいホテルの前でやっと車を止めた。ダドリーとハリーはツイン・ベッドの部屋に泊とまった。湿しめっぽい、かび臭くさいシーツだった。ダドリーは高いびきだったが、ハリーは眠れないままに、窓まど辺べに腰こし掛かけ、下を通り過ぎる車のライトを眺ながめながら物思いに沈しずんでいた……。
他们一个劲往前开。连佩妮姨妈也不敢问他们这是要去哪里。弗农姨父会不时打个紧急掉头,往回开一小段路。
“甩掉他们..甩掉他们..”每次他往回开的时候,总这么叨叨。
他们一整天都没有停下来吃东西或喝水。夜幕降临时,达力哇哇大哭起来。他平生从未遇到过像今天这么糟糕的事情。他饿极了;五个他想看的电视节目也错过了;他还从来没遇到过今天这种情况,一整天都没坐到电脑前炸外星人。
汽车来到一座大城市的郊区,弗农姨父终于在一家显得幽暗阴沉的旅馆门口停下。达力和哈利合住一个有两张床位的房间,潮湿的床单散发着一股霉味。达力打着呼噜,哈利却睡不着,只好坐在窗台上看着下边过往的汽车灯光,感到纳闷..