バーノンおじさんの用意した食料は、ポテトチップ一人一袋、バナナ四本しかなかった。暖炉に火を入れようと、おじさんはポテトチップの空あき袋に火をつけたが、くすぶってチリチリと縮ちぢんだだけだった。
「いまならあの手紙が役立つかもしれんな。え」
おじさんは楽しそうに言った。
おじさんは上じょう機き嫌げんだった。こんな嵐あらしの中、まさかここまで郵ゆう便びんを届けにくるやつはいまい、と思っているに違いない。ハリーもおじさんと同意見だったが、上機嫌にはなれなかった。
夜になると、予よ報ほうどおり嵐が吹き荒れた。波は高く、しぶきがピシャピシャと小屋の壁を打った。風は猛たけり、汚よごれた窓をガタガタ言わせた。ペチュニアおばさんは奥の部屋からかび臭くさい毛布を二、三枚見つけてきて、ダドリーのために虫むし食くいだらけのソファの上にベッドをこしらえた。おじさんとおばさんは、奥の部屋のデコボコしたベッドに収まった。ハリーは床の柔やわらかそうな所を探して、一番薄うすい、一番ボロの毛布にくるまって体を丸くした。
弗农姨父弄来吃的东西也只是每人一包薯片和四根香蕉。他想把火生起来,但薯片的空包装袋只冒了一股烟,之后就卷缩成一堆灰烬了。“现在要是有信,可就有用处了,是PE?”他开心地说。
他的心情很好。看得出他认为这样暴风雨的天气,不会有人冒雨来送信的。哈利心里当然也同意,但这种想法却让他一点儿也高兴不起来。
夜幕降临,意料之中的暴风雨果然从四面八方向他们袭来。滔滔翻滚的海浪,拍打着小木屋的四壁,肆虐的狂风吹得几扇污秽不堪的窗户咔哒咔哒直响。佩妮姨妈从另一间屋里找来几床发霉的被子,在虫蛀的沙发上给达力铺了一张床。她和弗农姨父到隔壁一张坑坑洼洼、高低不平的床上睡了;哈利勉强找到一块最不硌人的地板,把身子蜷缩在一条薄而又薄的破被子下边。