ハリーは大男を見上げた。ありがとうと言うつもりだったのに、言葉が途中とちゅうで迷まい子ごになって、かわりに「あなたは誰」と言ってしまった。
大男はクスクス笑いながら答えた。
「さよう、まだ自じ己こ紹しょう介かいをしとらんかった。俺はルビウス・ハグリッド。ホグワーツの鍵かぎと領地りょうちを守る番人だ」
男は巨大な手を差し出し、ハリーの腕うでをブンブン振って握あく手しゅした。
「さあて、お茶にしようじゃないか。え」
男はもみ手しながら言った。
「紅茶よりちょいと強い液えき体たいだってかまわんぞ。まあ、あればの話だがな」
大男は、チリチリに縮ちぢんだポテトチップの空あき袋ぶくろが転がっているだけの、火の気のない暖だん炉ろに目をやると、フンと鼻を鳴らしながら、暖炉に覆おおいかぶさるようにして何やら始めた。次の瞬間しゅんかん、大男が身を引くと、暖炉には轟ごう々ごうと火が起こっていた。
火は湿しめった小屋をチラチラ揺ゆらめく明かりで満たし、ハリーは暖かい湯にトップリとつかったような温ぬくもりが体中を包むのを感じた。
哈利抬眼看着这个巨人。他本来想向他致谢,可是话到嘴边却不见了,他脱口说:“你是谁?’’臣人咯咯地笑起来。
“说真的,我还没向你作自我介绍呢。鲁伯海格,霍格沃茨的钥匙保管员和狩猎场看守。”
他伸出一只巨手握住哈利的整只胳膊。
“哦,荼怎么样了?”他搓着手说,“如果有茶,在遇到比你强的人面前就不要说没有,记住。”
他的目光落到空空的炉篦子上,那上边只有揉成一团的包装袋。他哼了一声,朝壁炉弯下腰,谁也没看见他做什么,但是当他随即退回来的时候,那里已是炉火熊熊。潮湿的木屋里火光摇曳,哈利感到周身暖和,仿佛跳进了热水池。