大男はソファにドッカと座った。ソファが重みで沈み込こんだ。男はコートのポケットから次々にいろいろなものを取り出しはじめた。銅のヤカン、ひしゃげたソーセージ一袋、火ひ掻かき棒ぼう、ティーポット、口の欠けたマグカップ数個、琥こ珀はく色いろの液体が入った瓶びん。その液体を一杯ひっかけてから、大男はお茶の準備じゅんびを始めた。やがて、ソーセージがジュージュー焼ける音と匂においで小屋中がいっぱいになった。誰も声を出すものはいなかった。太くて軟やわらかそうな、少し焦こげめのついたソーセージが六本、焼やき串ぐしからはずされた時、ダドリーがそわそわしはじめたので、おじさんは一いっ喝かつした。
「ダドリー、この男のくれるものに、一いっ切さい触さわってはいかん」
大男はクックッと低く笑いながら言った。
「おまえのデブチン息子むすこはこれ以上太らんでいい。ダーズリーとっつあん、余よ計けいな心配じゃ」
男はソーセージをハリーに渡わたした。お腹なかが空すいていたので、ハリーはこんなにおいしいものは食べたことがないと思った。それでも、目だけは大男に釘くぎづけになっていた。誰も説明してくれないので、とうとうハリーは口を開いた。
巨人又坐回到沙发上,沉重的身躯把沙发压得直往下塌。他开始从外衣口袋里掏出各式各样的东西:一把铜壶、一包压扁的香肠、一只拨火钳、一把茶壶、几只缺口的大杯子和一瓶琥珀色的液体。他先喝了一大口,然后开始泡茶。小屋里随即充满了烤香肠的香味和咝咝的声音。在巨人忙活的时候,谁也没有吱声。但是当他把第一批烤好的六根粗粗的、油汪汪的、烤得稍稍有点焦的香肠从拨火钳上拿下来时,达力有些坐不住了。弗农姨父厉声说:“达力,不准碰他给你的任何东西。”巨人拉下脸轻蔑地一笑。
“你这个呆瓜儿子用不着再长膘了,德思礼,你放心吧。” 他把香肠递给哈利,哈利早就饿极了。他这辈子也没吃过这么好吃的东西,但他始终无法将目光从巨人身上移开。最后,他看不会有人出来作任何解释,于是问: