ハリーは急いで立ち上がった。うれしくて、胸の中で風船が大きく膨ふくらんだ。まっすぐ窓まど辺べまで行って、窓を開あけ放はなった。ふくろうが窓からスイーッと入ってきて、新聞をハグリッドの上にポトリと落とした。ハグリッドはそれでも起きない。ふくろうはヒラヒラと床に舞まい降おり、ハグリッドのコートを激はげしく突っつきはじめた。
「だめだよ」
ハリーがふくろうを追い払おうとすると、ふくろうは鋭するどい嘴をハリーに向かってカチカチ言わせ、獰どう猛もうにコートを襲おそい続けた。
「ハグリッド、ふくろうが……」
ハリーは大声で呼んだ。
「金かねを払ってやれ」
ハグリッドはソファーに顔を埋うずめたままモゴモゴ言った。
「えっ」
「新聞配はい達たつ料りょうだよ。ポケットの中を見てくれ」
哈利感到特别高兴,仿佛胸中揣着的一个气球渐渐鼓起来,使他飘飘欲仙了。他径直走到窗前,用力推开窗户。猫头鹰飞了进来,把报纸扔到海格身上,但他还是没有醒。猫头鹰扑腾着翅膀飞到地上,开始抓海格的外衣。“别抓。”
哈利摆手想让猫头鹰走开,可是猫头鹰甩它的利喙朝哈利猛啄过去,之后又去抓海格的外衣。
“海格!”哈利大声喊道,“这里有一只猫头鹰—— ”
“把钱付给它。”海格在沙发里哼哼唧唧地说。
“什么?”
“它要你付送报费。你在外衣袋里找找。”