もう一度猛もう烈れつなトロッコを乗りこなして、陽ひの光にパチクリしながら二人はグリンゴッツの外に出た。バッグいっぱいのお金を持って、まず最初にどこに行こうかとハリーは迷った。ポンドに直したらいくらになるかなんて、計算しなくとも、ハリーはこれまでの人じん生せいで持ったことがないほどたくさんのお金を持っている……ダドリーでさえ持ったことがないほどの額がくだ。
「制せい服ふくを買った方がいいな」
ハグリッドは マダムマルキンの洋よう装そう店てん―― 普ふ段だん着ぎから式しき服ふくまで の看かん板ばんを顎あごで指した。
「なあ、ハリー。『漏もれ鍋なべ』でちょっとだけ元げん気き薬ぐすりをひっかけてきてもいいかな グリンゴッツのトロッコにはまいった」
ハグリッドは、まだ青い顔をしていた。ハグリッドといったんそこで別れ、ハリーはどぎまぎしながらマダム・マルキンの店に一人で入っていった。
マダム・マルキンは、藤ふじ色いろずくめの服を着た、愛あい想そのよい、ずんぐりした魔女だった。
又乘小车狂奔了一通之后,他们终于站在了吉灵阁外边阳光耀眼的街上了。哈利背着满满一口袋钱,不知道先去哪里好。他用不着去计算一英镑合多少加隆,他知道他一辈子也没有过这么多钱,甚至达力也从来没有过。
“咱们还是先去给你买制服吧。”海格用头指着摩金夫人长袍专卖店说,“哈利,我想去破釜酒吧喝上一杯提神饮料,你不介意吧?古灵阁那小推车太可恨了。”他看上去脸色确实还不好,所以哈利独自踏进了摩金夫人的长袍店,觉得很紧张。。
摩金夫人是一个矮矮胖胖的女巫,笑容可掬,穿一身紫衣。