「坊ちゃん。ホグワーツなの」
ハリーが口を開きかけたとたん、声をかけてきた。
「全部ここで揃そろいますよ……もう一人お若い方かたが丈たけを合わせているところよ」
店の奥の方で、青白い、顎の尖とがった男の子が踏ふみ台だいの上に立ち、もう一人の魔女が長い黒いローブをピンで留めていた。マダム・マルキンはハリーをその隣となりの踏台に立たせ、頭から長いローブを着せかけ、丈を合わせてピンで留めはじめた。
「やあ、君もホグワーツかい」男の子が声をかけた。
「うん」とハリーが答えた。
「僕の父は隣で教科書を買ってるし、母はどこかその先で杖つえを見てる」
男の子は気けだるそうな、気取った話し方をする。
「これから、二人を引っぱって競きょう技ぎ用ようの箒ほうきを見にいくんだ。一年生が自分の箒を持っちゃいけないなんて、理由がわからないね。父を脅おどして一本買わせて、こっそり持ち込んでやる」
ダドリーにそっくりだ、とハリーは思った。
“是要买霍格沃茨学校的制服吗,亲爱的?”不等哈利开口说话,她就说了。“我们这里多得很,说实在的,现在就有一个年轻人在里边试衣服呢。”在店堂后边有一个面色苍白、瘦削的年轻人站在脚凳上,一个女巫正用别针别起他的黑袍。摩金夫人让哈利站到年轻人旁边的另一张脚凳上,给他套上一-46-件长袍,用别针别出适合他的身长。
“喂,”男孩说,“也是去上霍格沃茨吗?”
“是的。”哈利说。
“我爸爸在隔壁帮我买书,妈妈到街上找魔杖去了。”他说话慢慢吞吞,拖着长腔,叫人讨厌。“然后我要拖他们去看飞天扫帚,我搞不懂为什么一年级新生就不能有自己的飞天扫帚。我想,我要逼着爸爸给我买一把,然后想办法偷偷带进去。”
这使哈利立刻联想起达力。