次に教科書を買った。「フローリシュ・アンド・ブロッツ書店」の棚たなは、天井てんじょうまで本がぎっしり積み上げられていた。敷しき石いしぐらいの大きな革かわ製せい本ぼん、シルクの表紙で切手くらいの大きさの本もあり、奇妙きみょうな記号ばかりの本があるかと思えば、何にも書いてない本もあった。本など読んだことがないダドリーでさえ、夢中で触さわったに違いないと思う本もいくつかあった。ハグリッドは、ヴィンディクタス・ヴェリディアン著ちょ「呪のろいのかけ方かた、解とき方友人をうっとりさせ、最新の復ふく讐しゅう方ほう法ほうで敵を困らせよう――ハゲ、クラゲ脚あし、舌もつれ、その他たあの手この手――」を読み耽ふけっているハリーを、引きずるようにして連れ出さなければならなかった。
「僕、どうやってダドリーに呪いをかけたらいいか調べてたんだよ」
「それが悪いちゅうわけではないが、マグルの世界ではよっぽど特別な場合でないと魔法を使えんことになっておる。それにな、呪いなんておまえさんにはまだどれも無理だ。そのレベルになるにはもっとたーぁくさん勉強せんとな」
他们在一家名叫丽痕的书店里买了哈利上学要用的课本。这里书架上摆满了书,一直到天花板上,有大到像铺路石板的皮面精装书;也有邮票大小的绢面书;有的书里写满了各种奇特的符号,还有少数则是无字书。即使从来不读书的达力要是有幸能得到其中的一两本,也一定会欣喜若狂的。哈利拿起一本温迪克教授著的《诅咒与反诅咒》(用最新的复仇术捉弄你的朋友,蛊惑你的敌人:脱发、打折腿、绑舌头及其他许许多多手法),海格好不容易才把哈利从这本书前拖开。
“我想找出办法来诅咒达力。”
“这主意也不坏,但你不能在麻瓜世界使用魔法,除非在很特殊的情况下。”海格说,“不过,你现在用不上那些咒语,你还需要学习很多东西,才能达到那个水平。”