「いや……あの、折られました。はい」
ハグリッドは足をモジモジさせながら答えた。
「でも、まだ折れた杖を持ってます」
ハグリッドは威い勢せいよく言った。
「じゃが、まさか使ってはおるまいの」オリバンダー老人はピシャリと言った。
「とんでもない」
ハグリッドは慌あわてて答えたが、そう言いながらピンクの傘かさの柄えをギュッと強く握にぎりしめたのをハリーは見み逃のがさなかった。
「ふーむ」
オリバンダー老人は探さぐるような目でハグリッドを見た。
「さて、それではポッターさん。拝はい見けんしましょうか」
老人は銀色の目め盛もりの入った長い巻尺まきじゃくをポケットから取り出した。
「どちらが杖つえ腕うでですかな」
「あ、あの、僕、右みぎ利ききです」
「腕うでを伸ばして。そうそう」
“啊,不错,是被他们撅折了,是的。”海格慢慢地移动着脚步说道。“撅折的魔杖我还留着呢。”他又高兴地说。“可你不用它了吧?”奥利凡德先生急忙问。“哦,不用了,先生。”海格忙回答。哈利注意到海格在回答时紧紧抓住了那柄粉红伞。
“唔。”奥利凡德先生说着,用锐利的目光扫了他一眼。“好了,波特先生,来吧。让我看看。”他从衣袋里掏出一长条印有银色刻度的卷尺。“你用哪只胳膊使魔杖?”
“哦—— 哦,我习惯用右手。”哈利说。
“把胳膊抬起来。好。”