「すばらしい。いや、よかった。さて、さて、さて……不ふ思し議ぎなこともあるものよ……まったくもって不思議な……」
老人はハリーの杖を箱に戻し、茶色の紙で包みながら、まだブツブツと繰くり返かえしていた。
「不思議じゃ……不思議じゃ……」
「あのう。何がそんなに不思議なんですか」とハリーが聞いた。
オリバンダー老人は淡あわい色の目でハリーをじっと見た。
「ポッターさん。わしは自分の売った杖はすべて覚えておる。全部じゃ。あなたの杖に入っている不死鳥の羽根はな、同じ不死鳥が尾お羽ば根ねをもう一枚だけ提供ていきょうした……たった一枚だけじゃが。あなたがこの杖を持つ運命にあったとは、不思議なことじゃ。兄きょう弟だい羽ばねが……なんと、兄弟杖がその傷きずを負わせたというのに……」
ハリーは息を呑のんだ。
「さよう。三十四センチのイチイの木じゃった。こういうことが起こるとは、不ふ思し議ぎなものじゃ。杖つえは持ち主の魔法使いを選ぶ。そういうことじゃ……。ポッターさん、あなたはきっと偉い大だいなことをなさるに違いない……。『名前を言ってはいけないあの人』もある意味では、偉大なことをしたわけじゃ……恐ろしいことじゃったが、偉大には違いない」
他把哈利的魔杖装至U匣子里,用棕色纸包好,嘴里还不停地说:“奇妙..奇妙..”
“对不起,”哈利说,“什么地方让您觉得奇妙?”
奥利凡德先生用苍白无色的眼睛注视着哈利。
“我卖出的每一根魔杖我都记得,波特先生。每一根魔杖我都记得。是这-51 -样,同一只凤凰的两根尾羽,一根做了这根魔杖,另一根尾羽做了另外一根魔杖。
你注定要用这根魔杖,而它的兄弟—— 咳,正是它的兄弟给你落下了那道伤疤。”
哈利倒抽了一口气。
“不错,十三英寸半长。紫杉木的。怎么会有这样的事,真是太奇妙了。记住,是魔杖选择巫师..我想,你会成就一番大事业的,波特先生..不管怎么说,我不能提名的那个神秘人就做了大事—— 尽管可怕,但还是大事。”