ハリーは身み震ぶるいした。オリバンダー老人があまり好きになれない気がした。杖の代だい金きんに七ガリオンを支払い、オリバンダー老人のお辞じ儀ぎに送られて二人は店を出た。
夕ゆう暮ぐれ近くの太陽が空に低くかかっていた。ハリーとハグリッドはダイアゴン横丁よこちょうを、元来た道へと歩き、壁かべを抜けて、もう人ひと気けのなくなった「漏もれ鍋なべ」に戻った。ハリーは黙だまりこくっていた。変な形の荷物をどっさり抱かかえ、膝ひざの上で雪のように白いふくろうが眠っている格かっ好こうのせいで、地下鉄の乗客が唖あ然ぜんとして自分のことを見つめていることにハリーはまったく気づかなかった。パディントン駅で地下鉄を降り、エスカレーターで駅の構こう内ないに出た。ハグリッドに肩を叩たたかれて、ハリーはやっと自分がどこにいるのかに気づいた。
「電車が出るまで何か食べる時間があるぞ」
ハグリッドが言った。
ハグリッドはハリーにハンバーガーを買ってやり、二人はプラスチックの椅い子すに座って食べた。ハリーは周まわりを眺ながめた。なぜかすべてがちぐはぐに見える。
「大だい丈じょう夫ぶか なんだかずいぶん静かだが」とハグリッドが声をかけた。
哈利顿感毛骨悚然。他不敢肯定自己是否喜欢这位奥利凡德先生了。他付给奥利凡德先生七个加隆买下魔杖,奥利凡德先生鞠躬把他们送出店门。
傍晚,哈利和海格踏上回对角巷的路时,太阳已快下山了。他们穿过墙,经过已空无一人的破釜酒吧,走上大路。一路上,哈利一言不发,在地铁上他甚至没有留意他们提着大大小小、奇形怪状的包裹。他怀里还抱着一只熟睡的雪枭,这招来了不少好奇的目光。他们乘另一部自动扶梯,来到帕丁顿车站。海格拍拍哈利的肩膀,哈利这才猛地意识到他们在什么地方了。
“开车前,我们还有时间吃点儿东西。”他说。他给哈利买了一个汉堡,他们就坐在塑料椅上吃起来。哈利一直在东张西望,不管怎么说,总觉得周围的一切都很奇怪。“你没什么吧,哈利?你一句话也不说。”