「手伝おうか」
さっき、先に改かい札さつ口ぐちを通つう過かしていった、赤あか毛げの双ふた子ごのどちらかだった。
「うん。お願い」ハリーはゼイゼイしていた。
「おい、フレッド こっち来て手伝えよ」
双子のおかげでハリーのトランクはやっと客室の隅すみに収おさまった。
「ありがとう」と言いながら、ハリーは目にかぶさった汗びっしょりの髪かみを掻かき上げた。
「それ、なんだい」
双子の一人が急にハリーの稲いな妻ずま形がたの傷きず痕あとを指さして言った。
「驚おどろいたな。君は……」もう一人が言った。
「彼だ。君、違うかい」最初の一人が言った。
「何が」とハリー。
「ハリー・ポッターさ」双子が同時に言った。
「ああ、そのこと。うん、そうだよ。僕はハリー・ポッターだ」
双子がポカンとハリーに見とれているので、ハリーは顔が赤らむのを感じた。その時、ありがたいことに、開あけ放はなたれた汽車の窓から声が流れ込んできた。
“要帮忙吗?”说话的正好是他在闯检票口时碰到的那对火红头发孪生兄弟中的一个。“是的,劳驾搭把手吧。”哈利气喘吁吁地说。“喂,弗雷德,快过来帮忙!”
有孪生兄弟帮忙,哈利总算把箱子推到了隔间角落里。
“多谢了。”哈利说,一边把汗湿的头发从眼前掠开。“那是什么?”孪生兄弟中的一个突然指着哈利那道闪电形伤疤说。“哎呀,我的天哪,”孪生兄弟中的另一个说,“莫非你是—— ?”
“他是..”孪生兄弟中第一个说话的说,“你是不是?”他又问哈利。“是什么?”哈利问。“哈利波特。”孪生兄弟异口同声地说。
“哦,他呀。”哈利说,“我是说,不错,我就是。” 兄弟俩呆呆地盯着他看,哈利觉得脸都红了。这时从开着的车门口传来一阵喊声,使哈利如释重负。