「どうしたの」
「君、『例のあの人』の名前を言った」
ロンは驚おどろきと称賛しょうさんの入いり交まじった声をあげた。
「君の、君の口からその名を……」
「僕、名前を口にすることで、勇ゆう敢かんなとこを見せようっていうつもりじゃないんだ。名前を言っちゃいけないなんて知らなかっただけなんだ。わかる 僕、学ばなくちゃいけないことばっかりなんだ――きっと……」
ハリーは、ずっと気にかかっていたことを初めて口にした。
「きっと、僕、クラスでビリだよ」
「そんなことはないさ。マグル出身しゅっしんの子はたくさんいるし、そういう子でもちゃんとやってるよ」
話しているうちに汽車はロンドンを後あとにして、スピードを上げ、牛や羊のいる牧場のそばを走り抜けていった。二人はしばらく黙だまって、通り過ぎてゆく野原や小道を眺ながめていた。
十二時半ごろ、通路でガチャガチャと大きな音がして、えくぼのおばさんがニコニコ顔で戸を開あけた。
“怎么了?”哈利说。
“你叫出神秘人的名字了!”罗恩说,显得又震惊,又感动。“我早就想到,所有的人当中只有你—— ”
“说出他的名字,并不是因为我勇敢什么的。”哈利说。“而是因为我一直不知道那个名字不能说。明白我的意思吗?我相信,我有许多东西需要学..”他又说,听得出他最近正为此感到忧心忡忡,“我敢说,我一定会是班上最差的学生。,,“不会的。有很多学生都来自麻瓜家庭,可他们也学得很快。” 在他们谈话的时候,列车已驶出伦敦。这时他们正沿着遍地牛羊的田野飞驰。他们沉默了片刻,望着田野和草场从眼前掠过。
大约十二时半左右,过道上咔嚓咔嚓传来一阵响亮的嘈杂声,一个笑容可掬、面带酒窝的女人推开隔间门问: