「車しゃ内ない販はん売ばいよ。何かいりませんか」
ハリーは朝食がまだだったので、勢いよく立ち上がったが、ロンはまた耳みみ元もとをポッと赤らめて、サンドイッチを持ってきたからと口ごもった。ハリーは通路に出た。
ダーズリー家では甘い物を買うお金なんか持ったことがなかった。でもいまはポケットの中で金きん貨かや銀ぎん貨かがジャラジャラ鳴っている。持ちきれないほどのマーズ・バー・チョコレートが買える……でも、チョコ・バーは売っていなかった。そのかわり、バーティー・ボッツの百味ひゃくみビーンズだの、ドルーブルの風船ガムだの、蛙かえるチョコレート、かぼちゃパイ、大おお鍋なべケーキ、杖つえ形がた甘かん草ぞうあめ、それにいままでハリーが一度も見たことがないような不ふ思し議ぎな物がたくさんあった。一つも買いそこねたくない、とばかりにハリーはどれも少しずつ買って、おばさんに銀貨十一シックルと銅どう貨か七クヌートを払った。
ハリーが両腕りょううでいっぱいの買い物を空あいている座席にドサッと置くのをロンは目を皿のようにして眺ながめていた。
「お腹なか空すいてるの」
「ペコペコだよ」
ハリーはかぼちゃパイにかぶりつきながら答えた。
“亲爱的,要不要买车上的什么食品?,,哈利早上一点东西也没吃,于是一下子跳起来,罗恩的耳朵又涨红了,嘟哝说他带着三明治。哈利来到过道里。
在德思礼家时,他从来没有一分零用钱买糖吃,现在他口袋里装满了哗哗响的金币、银币。只要他拿得下,他要买一大堆火星棒,可惜车上没有。她只有比比多味豆、吹宝超级泡泡糖、巧克力蛙、南瓜馅饼、锅形蛋糕、甘草魔棒,还有一些哈利从未见过的稀奇古怪的食品。哈利一样不落,每种都买了一些,付给那个女售货员十一个银西可和七枚青铜纳特。
罗恩直勾勾地看着哈利把买来的食品抱进隔间,一下子都倒在空位子上。
“你饿了?”
“饿坏了。”哈利咬了一大口南瓜馅饼说。