汽車はますます速度を落とし、完全に停てい車しゃした。押し合いへし合いしながら列車の戸を開あけて外に出ると、小さな、暗いプラットホームだった。夜の冷たい空気にハリーは身み震ぶるいした。やがて生徒たちの頭上にゆらゆらとランプが近づいてきて、ハリーの耳に懐なつかしい声が聞こえた。
「イッチ一年生 イッチ年生はこっち ハリー、元気か」
ハグリッドの大きな髯ひげ面づらが、ずらりと揃そろった生徒の頭のむこうから笑いかけた。
「さあ、ついてこいよ――あとイッチ年生はいないかな 足あし下もとに気をつけろ。いいか イッチ年生、ついてこい」
滑すべったり、つまずいたりしながら、険けわしくて狭せまい小道を、みんなはハグリッドに続いて降りていった。右も左も真っ暗だったので、木が鬱うっ蒼そうと生おい茂しげっているのだろうとハリーは思った。みんな黙もく々もくと歩いた。ヒキガエルに逃げられてばかりいた少年、ネビルが、一、二回鼻をすすった。
「みんな、ホグワーツがまもなく見えるぞ」
ハグリッドが振り返りながら言った。
「この角を曲がったらだ」
「うぉーっ」
一いっ斉せいに声が湧わき起こった。
列车放慢了速度,最后终于停了下来。旅客们推推搡搡,纷纷拥向车门,下到一个又黑又小的站台上。夜里的寒气使哈利打了个寒噤。接着一盏灯在学生们头顶上晃动,哈利听见一个熟悉的声音在高喊:“一年级新生!一年级新生到这边来!哈利,到这边来,你好吗?”
在万头攒动的一片人海之上,海格蓄着大胡子的脸露着微笑。“来吧,跟我来,还有一年级新生吗?当心你们脚底下,好了!一年级新生跟我来!”
他们跟随海格连滑带溜,磕磕绊绊,似乎沿着一条陡峭狭窄的小路走下坡去。小路两旁一片漆黑,哈利心里想这两边应该是茂密的树林吧。没有人说话。只有丢失蟾蜍的那个男孩偶尔吸一两下鼻子。
“拐过这个弯,你们马上就要第一次看到霍格沃茨了。”海格回头喊道。接着是一阵嘹亮的“噢—— !”