突とつ然ぜん不ふ思し議ぎなことが起こった。ハリーは驚おどろいて三十センチも宙ちゅうに跳とび上がってしまったし、ハリーの後ろにいた生徒たちは悲ひ鳴めいをあげた。
「いったい……」
ハリーは息を呑のんだ。周まわりの生徒も息を呑のんだ。後ろの壁かべからゴーストが二十人ぐらい現れたのだ。真しん珠じゅのように白く、少し透すき通っている。みんな一年生の方にはほとんど見向きもせず、互いに話をしながらスルスルと部屋を横切っていった。なにやら議ぎ論ろんしているようだ。太った小こ柄がらな修しゅう道どう士しらしいゴーストが言う。
「もう許して忘れなされ。彼にもう一度だけチャンスを与えましょうぞ」
「修道士さん。ピーブズには、あいつにとって十分過ぎるくらいのチャンスをやったじゃないか。我々の面つら汚よごしですよ。しかも、ご存ぞん知じのように、やつは本当のゴーストじゃない――おや、君たち、ここで何してるんだい」
ひだがある襟えりのついた服を着て、タイツをはいたゴーストが、急に一年生たちに気づいて声をかけた。誰も答えなかった。
这时发生了一件怪事,吓得他一蹦三丈高—— 他背后有几个人还高声尖叫。
“那是—— ”
他吓得透不过气来,周围的人也是一样。从他们背后的墙上突然蹿出二十来个幽灵。这些珍珠白、半透明的幽灵,滑过整个房间,一边交头接耳,对这些一年级新生很少留意。他们好像在争论什么。一个胖乎乎的小修士模样的幽灵说:“应当原谅,应当忘掉,我说,我们应当再给他一次机会—— ”
“我的好修士,难道我们给皮皮鬼的机会还不够多吗?可他给我们都取了难听的外号。你知道,他甚至连一个起码的幽灵都够不上—— 我说,你们在这里干什么?”
一个穿轮状皱领紧身衣的幽灵突然发现了一年级新生。