「かれこれ五百年、食べておりません。もちろん食べる必要はないのですが、でもなつかしくて。まだ自じ己こ紹介しょうかいしておりませんでしたね。ニコラス・ド・ミムジー‐ポーピントン卿きょうと言います。お見み知しりおきを。グリフィンドール塔とうに住むゴーストです」
「僕、君のこと知ってる」ロンが突とつ然ぜん口を挟はさんだ。
「兄にいさんたちから君のこと聞いてるよ。『ほとんど首くび無なしニック』だ」
「むしろ、呼んでいただくのであれば、ニコラス・ド・ミムジー……」
とゴーストがあらたまった調子で言いかけたが、黄おう土ど色いろの髪かみのシェーマス・フィネガンが割わり込こんできた。
「ほとんど首無し どうしてほとんど首無しになれるの」
ニコラス卿は会話がどうも自分の思う方向には進んでいかないので、ひどく気に障さわったようだった。
「ほら、このとおり」
ニコラス卿は腹はら立だたしげに自分の左耳をつかみ引ひっ張ぱった。頭が首からグラッとはずれ、蝶ちょう番つがいで開くように肩の上に落ちた。誰かが首を切ろうとして、やりそこねたらしい。生徒たちが驚くので「ほとんど首無しニック」はうれしそうな顔をして頭をヒョイと元に戻し、咳せき払ばらいをしてからこう言った。
“我已经有四百年没有吃东西了。”那个幽灵说,“我不需要吃,不过,当然很怀念它们的美昧。我想,我还没有做自我介绍吧?敏西一波平顿的尼古拉斯爵士,格兰芬多塔的常驻幽灵。”
“我知道你是谁了!”罗恩突然说,“我的两个哥哥对我讲起过你—— 你是那个‘差点没头的尼克’!”
“我想,我比较喜欢你们叫我敏西的尼古拉斯爵士。”幽灵显得有些局促不安,但是淡茶色头发的西莫斐尼甘插话说:-75 -“差点没头?你怎么会差点没头呢?”
尼古拉斯爵士显得很生气,看来他不想谈这个话题。
“就像这样。”他急躁地说。他抓住左耳朵往下拽。他的头摇摇晃晃从脖子上滑了下来,搏到肩上,仿佛头是用铰链连接的。看来有人砍他的头,没有砍彻底。差点没头的尼克眼看他们一个个目瞪口呆的表情,很开心。他把头轻轻弹回到脖子上,清了清嗓子,说: