「さて、グリフィンドール新入生諸しょ君くん、今年こそ寮りょう対たい抗こう優勝ゆうしょうカップを獲かく得とくできるようがんばってくださるでしょうな グリフィンドールがこんなに長い間負け続けたことはない。スリザリンが六年連続で寮杯りょうはいを取っているのですぞ 『血みどろ男爵だんしゃく』はもう鼻はな持もちならない状態じょうたいです……スリザリンのゴーストですがね」
ハリーがスリザリンのテーブルを見ると、身の毛のよだつようなゴーストが座っていた。虚うつろな目、げっそりとした顔、衣い服ふくは銀色の血でべっとり汚れている。マルフォイのすぐ隣となりに座っている。マルフォイはその席がお気に召めさない様子なのでハリーはなんだかうれしかった。
「どうして血みどろになったの」と興きょう味み津しん々しんのシェーマスが聞いた。
「私わたくし、聞いてみたこともありません」と「ほとんど首無しニック」が言葉を濁にごした。
全員がお腹なかいっぱいになったところで食べ物は消え去り、お皿は前と同じようにピカピカになった。まもなくしてデザートが現れた。ありとあらゆる味のアイスクリーム、アップルパイ、糖とう蜜みつパイ、エクレア、ジャムドーナツ、トライフル、いちご、ゼリー、ライスプディングなどなど……。
ハリーが糖蜜パイを食べていると、家族の話題になった。
“好了,格兰芬多的新同学们!我希望你们能帮助我们赢得本学年的学院杯冠军,好吗?格兰芬多从来没有这么长时间没赢过奖了。斯莱特林来了个六连冠!血人巴罗实在让人忍无可忍了—— 他是斯莱特林的幽灵。”
哈利朝斯莱特林那一桌看过去,看见桌旁坐着一个幽灵,十分可怕,瞪着呆滞的眼睛,形容枯槁,长袍上沾满银色的血斑。血人巴罗正好坐在马尔福旁边,马尔福对这样的座位安排不太满意,哈利看了心里觉得乐滋滋的。
“他怎么弄得浑身都是血?”西奠特别感兴趣。
“我从来没问过。”差点没头的尼克拘谨地说。
等到每人都敞开肚皮填饱肚子以后,剩下的食物就一股脑儿地从餐盘里消失了。餐盘叉都变得光洁如初。过了一会儿,布丁上来了。各种口味的冰淇淋应有尽有,苹果饼、搪浆饼、巧克力松糕、炸果酱甜圈、酒浸果酱布丁、草莓、果冻、米布丁..哈利取过一块糖浆饼,这时话题又转到了各自的家庭。