風船から空気が抜けるような、大きい無ぶ作さ法ほうな音がそれに応こたえた。
「『血みどろ男爵だんしゃく』を呼んできてもいいのか」
ポンと音がして、意い地じ悪わるそうな暗い目の、大きな口をした小男こおとこが現れた。あぐらをかき、杖の束たばをつかんで空中に漂ただよっている。
「おおぉぉぉぉぉ かーわいい一年生ちゃん なんて愉ゆ快かいなんだ」
小男こおとこは意い地じ悪わるなかん高い笑い声をあげ、一年生めがけて急きゅう降こう下かした。みんなはひょいと身を屈かがめた。
「ピーブズ、行ってしまえ。そうしないと男爵だんしゃくに言いつけるぞ。本気だぞ」
パーシーが怒ど鳴なった。
ピーブズは舌をベーッと出し、杖つえをネビルの頭の上に落とすと消えてしまった。ついでにそこにあった鎧よろいをガラガラ言わせながら遠とお退のいていくのが聞こえた。
「ピーブズには気をつけたほうがいい」
再び歩き出しながらパーシーが言った。
「ピーブズをコントロールできるのは『血みどろ男爵』だけなんだ。僕ら監かん督とく生せいの言うことでさえ聞きゃしない。さあ、着いた」
廊ろう下かのつきあたりには、ピンクの絹きぬのドレスを着たとても太った婦人レディの肖しょう像ぞう画ががかかっていた。
回答他的是响亮、刺耳、像气球泄气似的噗噗的响声。
“你是要我去找血人巴罗吗?”
噗的一声,突然冒出一个小矮人,一对邪恶的黑眼睛,一张大嘴,盘腿在半空中飘荡;双手牢牢抓着那捆手杖。“嗬嗬嗬!”他咯咯地奸笑,“原来是讨厌的一年级的小鬼头啊!太好玩了!”
他突然朝他们猛扑过来。他们一下子惊呆了。
“走开,皮皮鬼,不然我去告诉血人巴罗,我可不是开玩笑!.’珀西大吼道。
皮皮鬼伸出舌头,不见了。手杖正好砸在纳威头上。他们听见他腾空而去,飞过时盔甲铿锵作响。
“你们应当对皮皮鬼有所防备。”珀西说,领着大家继续朝前走,“血人巴罗是惟一能降住他的,他甚至连我们这些级长的话都听不进去。我们到了。”
走廊尽头挂着一幅画像,画像上一个非常富态的女人穿着一身粉色的衣服。