ちょっと食べすぎたせいか、ハリーはとても奇妙きみょうな夢を見た。ハリーがクィレル先生のターバンをかぶっていて、そのターバンがハリーに絶たえ間まなく話しかけ、
「すぐスリザリンに移らなくてはならない。それが運命なのだから」
と言うのだ。
「スリザリンには行きたくない」
と言うと、ターバンはだんだん重くなり、脱ごうとしても、痛いほどに締しめつけてくる――そして、マルフォイがいる。ハリーがターバンと格かく闘とうしているのを笑いながら見ている――突とつ然ぜんマルフォイの顔が鉤かぎ鼻ばなのスネイプに変わり、その高笑いが冷たく響ひびく――緑色の光が炸さく裂れつし、ハリーは汗びっしょりになって震ふるえながら目を覚さました。
ハリーは寝ね返がえりを打ち、再び眠りに落おちた。翌よく朝あさ目覚めた時には、その夢をまったく覚えていなかった。
也许是哈利吃得过饱的缘故,他做了一个非常奇怪的梦。他头上顶着奇洛教授的大围巾,那围巾一个劲地絮絮叨叨,对他说,应当立刻转到斯莱特林去,因为那是命中注定的。哈利告诉围巾他不想去斯莱特林;围巾变得越来越重,他想把它扯掉,但却箍得他头痛—— 他在挣扎的时候,马尔福在一旁看着他,哈哈大笑;接着马尔福变成了鹰钩鼻老师斯内普;斯内普的笑声更响,也更冷了—— 只见一道绿光突然一闪,哈利惊醒了,一身冷汗,不停地发抖。他翻过身去,又睡着了。第二天醒来时,一点儿也不记得这个梦了。