フィルチはミセス・ノリスという猫を飼かっていた。やせこけて、ほこりっぽい色をして、目はフィルチそっくりのランプみたいな出で目め金きんだった。ミセス・ノリスは一人で廊下の見み廻まわりをしていた。彼女の目の前で規き則そく違い反はんをしようものなら、たとえ足の指一本が境きょう界かい線せんを越こえただけでも、あっという間にフィルチにご注進ちゅうしんだ。二秒後にはフィルチが息を切らして飛んでくる。フィルチは秘ひ密みつの階段を誰よりもよく知っていたので双ふた子ごのウィーズリーには負けるかもしれないが、ゴーストと同じくらい突とつ然ぜんヒョイと現れた。生徒たちはみんなフィルチが大嫌いで、ミセス・ノリスを一度しこたま蹴け飛とばしたいというのが、密ひそかな熱い願いだった。
やっとクラスへの道がわかったら、次はクラスでの授業じゅぎょうそのものが大変だった。魔法とは、ただ杖つえを振っておかしな呪まじないを言うだけではないと、ハリーはたちまち思い知らされた。
水曜日の真ま夜よ中なかには、望遠鏡で夜空を観察し、星の名前や惑わく星せいの動きを勉強しなくてはならなかった。週三回、ずんぐりした小こ柄がらなスプラウト先生と城の裏うらにある温おん室しつに行き、「薬やく草そう学がく」を学んだ。不ふ思し議ぎな植物やきのこの育て方、どんな用よう途とに使われるかなどを勉強した。
费尔奇养了一只猫,名叫洛丽丝夫人。这只骨瘦如柴、毛色暗灰的活物长着像费尔奇那样灯泡似的鼓眼睛。它经常独自在走廊里巡逻。如果当它的面犯规,即使一个脚趾尖出线,它也会飞快地跑去找费尔奇。两分钟后,费尔奇就会吭哧吭哧、连吁带喘地跑过来。费尔奇比谁都清楚校园里的秘密通道(也许韦斯莱家的孪生兄弟除外),而且会像幽灵一样冷不丁蹿出来。同学们对他恨之入骨,许多人都恨不得照他的洛丽丝夫人狠狠地踹上一脚。
然后,一旦你找到教室,那就要面对课程本身了。哈利很快发现除了挥动你的魔杖,念几句好玩的咒语之外,魔法还有许多很高深的学问呢。
每星期三晚上,他们都要用望远镜观测星空,学习不同星星的名称和行星运行的轨迹。一周三次,他们都要由一个叫斯普劳特的矮胖女巫带着到城堡后边的温室去研读药草学,学习如何培育这些奇异的植物和菌类并了解它们的用途。