みんなが一番待ち望んでいた授業は、「闇やみの魔術まじゅつに対する防ぼう衛えい術じゅつ」だったが、クィレルの授業は肩すかしだった。教室にはにんにくの強烈きょうれつな匂においがプンプン漂ただよっていた。噂うわさでは、これは先生がルーマニアで出会った吸きゅう血けつ鬼きを寄せつけないためで、いつまた襲おそわれるかもしれないとビクビクしているらしい。クィレルの話では、ターバンはやっかいなゾンビをやっつけた時にアフリカの王子様がお礼にくれたものだということだった。生徒たちはどうも怪あやしいと思っていた。というのは、シェーマス・フィネガンが、はりきって、どうやってゾンビをやっつけたのかと質問すると、クィレルは赤くなって話をそらし、お天気について話しはじめたからだ。それに、ターバンがいつも変な匂においを漂ただよわせているのにみんなは気がついた。双ふた子ごのウィーズリーは、クィレルがどこにいても安全なように、ターバンにもにんにくを詰つめ込こんでいるに違いないと言い張った。
ハリーは、他ほかの生徒に比べて自分が大して遅れを取っていないことがわかって、ほっとしていた。マグルの家から来た子もたくさんいて、彼らもハリーと同じように、ここに来るまでは自分が魔法使いや魔女であるとは夢にも思っていなかった。学ぶことがありすぎて、ロンのような魔法家族の子でさえ、初めから優ゆう位いなスタートを切ったわけではなかった。
全班真正期待的课程是黑魔法防御术。可奇洛教授这一课几乎成了一场笑话。他上课的教室里充满了一股大蒜味,人人都说这是为了驱走他在罗马尼亚遇到的一个吸血鬼,怕那个吸血鬼会回过头来抓他。他告诉他们,他的大围巾是一位非洲王子送给他的礼物,那位王子为了答谢他帮助他摆脱了还魂僵尸的纠缠,不过谁也说不上是真的相信他说的这个故事。首先,当西莫.斐尼甘急不可耐地问奇洛教授是怎么打败还魂僵尸的时候,教授满脸涨得通红,含含糊糊。说起了天气;其次,他们发现他那块大围巾也散发出一股怪味,韦斯莱家的孪生兄弟坚持说那里面肯定也塞满了大蒜。这样无论奇洛教授走到哪里,他都有了防护。
哈利发现自己和大家也不过五十步与百步之差,于是大大地松了一口气。这里许多人像他一样,来自麻瓜家庭,根本没有想到自己会是男女巫师。他们需要学习的东西太多,就连像罗恩这样巫术世家出身的人也不见得领先多少。