「ポッター、もう一つ聞こう。ベゾアール石を見つけてこいといわれたら、どこを探すかね」
ハーマイオニーが思いっきり高く、椅い子すに座ったままで挙あげられる限界まで高く手を伸ばした。ハリーにはベゾアール石がいったいなんなのか見当もつかない。マルフォイ、クラッブ、ゴイルが身をよじって笑っているのを、ハリーはなるべく見ないようにした。
「わかりません」
「クラスに来る前に教科書を開いて見ようとは思わなかったわけだな、ポッター、え」
ハリーはがんばって、冷たい目をまっすぐに見つめ続けた。ダーズリーの家にいた時、教科書に目を通しはした。スネイプは、「薬草ときのこ千種」を隅すみから隅までハリーが覚えたと思っているのだろうか。
スネイプはハーマイオニーの手がプルプル震えているのをまだ無視していた。
「ポッター、モンクスフードとウルフスベーンとの違いはなんだね」
この質問でとうとうハーマイオニーは椅子から立ち上がり、地ち下か牢ろうの天井てんじょうに届かんばかりに手を伸ばした。
“让我们再试一次吧。波特,如果我要你去给我找一块牛黄,你会到哪里去找?”赫敏尽量在不离开座位的情况下,把手举得老高,哈利却根本不知道牛黄是什么。他尽量不去看马尔福、克拉布和高尔,他们三人笑得浑身发颤。“我不知道,先生。”“我想,你在开学前一本书也没有翻过,是吧,波特?”
哈利强迫自己直勾勾地盯着他那对冷漠的眼睛。在德思礼家时,他确实把所有的书都翻过了,但是难道斯内普能要求他把《千种神奇药草与蕈类》的内容都背下来吗?斯内普仍旧没有理会赫敏颤抖的手臂。“波特,那你说说舟形乌头和狼毒乌头有什么区别?”这时,赫敏站了起来,她的手笔直伸向地下教室的顶棚。