マルフォイはニヤリと笑った。
「それじゃ、ロングボトムが後あとで取りにこられる所に置いておくよ。そうだな――木の上なんてどうだい」
「こっちに渡せったら」
ハリーは強い口調くちょうで言った。マルフォイはヒラリと箒ほうきに乗り、飛び上がった。上手じょうずに飛べると言っていたのはたしかに嘘うそではなかった――マルフォイは樫かしの木の梢こずえと同じ高さまで舞い上がり、そこに浮いたまま呼びかけた。
「ここまで取りにこいよ、ポッター」
ハリーは箒をつかんだ。
「ダメ フーチ先生がおっしゃったでしょう、動いちゃいけないって。私たちみんなが迷めい惑わくするのよ」
ハーマイオニーが叫さけんだ。
ハリーは無む視しした。ドクン、ドクンと血が騒ぐのを感じた。箒にまたがり地面を強く蹴けると、ハリーは急きゅう上じょう昇しょうした。高く高く、風を切り、髪かみがなびく。マントがはためく。強く激はげしい喜びが押し寄せてくる。
马尔福丑恶地狞笑着。
“我想把它放在一个什么地方,让隆巴顿去捡—— 放在一棵树上—— 怎么样?”
“拿过来!”哈利大喊,可是马尔福已经跳上他的扫帚,起飞了。他以前的话并不是吹牛—— 他确实飞得好—— 他悬浮在与一棵栎树的树梢平行的高度,大声叫道;“过来拿吧,波特!”
哈利抓起他的扫帚。
“不行!”赫敏格兰杰喊道,“霍琦夫人叫我们不要动—— 你会给我们大家带来麻烦的。”
哈利没有理她。血撞得他的耳膜轰轰直响。他骑上飞天扫帚,用力蹬了一下地面,于是他升了上去,空气呼呼地刮过他的头发,长袍在身后呼啦啦地飘扬—— 他心头陡然一阵狂喜,意识到自己发现了一种他可以无师自通的技能—— 这么容易,这么美妙。