「ポッター、こちら、オリバー・ウッドです。ウッド、シーカーを見つけましたよ」
狐きつねにつままれたようだったウッドの表情がほころんだ。
「本当ですか」
「間違いありません」先生はきっぱりと言った。
「この子は生まれつきそうなんです。あんなものを私わたくしは初めて見ました。ポッター、初めてなんでしょう 箒ほうきに乗ったのは」
ハリーは黙だまってうなずいた。事じ態たいがどうなっているのか、さっぱりわからなかったが、退学処しょ分ぶんだけは免まぬがれそうだ。ようやく足にも感かん覚かくが戻ってきた。マクゴナガル先生がウッドに説明している。
「この子は、いま手に持っている玉を、十六メートルもダイビングしてつかみました。かすり傷きずひとつ負おわずに。チャーリー・ウィーズリーだってそんなことできませんでしたよ」
ウッドは夢が一いっ挙きょに実現したという顔をした。
「ポッター、クィディッチの試合を見たことあるかい」ウッドの声が興こう奮ふんしている。
「ウッドはグリフィンドール・チームのキャプテンです」先生が説明してくれた。
「体たい格かくもシーカーにぴったりだ」
ウッドはハリーの周まわりを歩きながらしげしげ観かん察さつしている。
“波特,这是奥利弗伍德。伍德—— 我替你发现了一个找球手。”
伍德脸上的表情从困惑转为喜悦。
“你当真吗,教授?”
“绝对当真。”麦格教授干脆地说,“这孩子是个天才。我从来没见过这样的事情。波特,你是第一次骑飞天扫帚吗?”哈利默默地点点头,一点儿也不明白是怎么回事,但看来他不会被开除了,他的双腿又开始慢慢恢复了知觉。“他俯冲五十英尺,伸手抓住了那东西,”麦格教授对伍德说,“一点儿皮肉划伤都没有。查理韦斯莱也做不到这点啊?”
伍德现在的表情,就好像他所有的梦想一下子全变成了现实。
“看过魁地奇比赛吗,波特?”麦格教授问。
“他的体型正适合当一个找球手,”伍德说,在哈利周围绕着圈子打量着他,